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中編3
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トンネル

こんにちは、僕は柴田悠太加です。(本名)

年は18歳の大学生。

いきなりですがここで、話しに出てくる人物を紹介します。

1人目は、ヒトシ。

ヒトシは小学校からの大親友でいつも僕と一緒につるんでいました。

年は18歳で、僕と一緒に大学に行っていました。(行っていました?)

2人目は双子の女の子です。

この子達は保育園からの幼馴染。

姉はカオリで、妹がカオル。

ちなみに、姉のカオリは僕の彼女です。

妹はヒトシと付き合っていました。(付すき合っていました?)

2人(カオリ、カオル)とも昔から霊感があり、いくつかの体験をしていきました。

ま~僕は幽霊とか信じない主義なんだけどね。

あの出来事までは・・・。

さて前振りはここらへんで、その体験の一部を紹介したいと思います。

この出来事は、双子の女の子カオリとカオル、僕と友人のヒトシ合わせて計4人で心霊スポットへ行った話しです。

僕の家は東京にあり、平和で何も無くて田舎みたいな街。

そんなある日、ヒトシから一本の電話があった。

ヒトシ「もしもし、悠太加?」

僕「おう、どうした?」

ヒトシ「俺、車買ったんだ〜。いいだろ?」

僕「マジ⁈どっからその金があったん?」

ヒトシ「親に買ってもらった~(笑)」

僕「は〜気楽でいいですね〜」

ヒトシ「んでよ、いきなりだけど車も買ったし心霊スポットいかねぇ?」

僕「おい、正気か?しかも、2人で?」

ヒトシ「2人なわけないやろ?あの2人連れて行けば、いいんじゃん?」

僕「馬鹿か?また、とんでもないことになるぞ」

ヒトシ「そんときは、そんときや。そんじゃさっそく明日、いこうな。2人誘っておくからさ(笑)」

僕「あっ、ちょっと・・・」ピーっピーっピ

電話が切れた。

そして、当日。

ヒトシ達が車で迎えにきてくれた。

何も話さずにただ時間だけすぎていった。

車に乗ってから何時間たっただろう。

あたりはますます暗闇へ入って行った。

すると、姉が口を開いた。

カオリ「ねぇ〜まだ?」

ヒトシが答えた。

ヒトシ「ほら、もうそこだよ」

車の窓ガラスを見ると、1つのトンネルがそびえたっていた。

車でトンネルへと向かう。

トンネルの入口から真ん中はごく普通の作りだが、そこから先は岩がゴツゴツしていてむき出し状態になっていた。

あとで調べたんだが、どうやらこのトンネルは戦争の最中にできたらしい。

当時は、掘るための機械もなくシャベルしかなくて、まぁ〜簡単に言うと手掘りだった。

トンネルの表面には赤くて、まるで血のようなものがこびりついていた。

それもそのはず。

作業している人の3分の2がほぼ亡くなっているらしくて、中でも最悪な死にかたはシャベルで掘っている途中岩の硬さで手がもっていかれたり、上から岩が落ちて即死していた人が大半だったそうだ。

手掘りで掘ったせいか、距離はそう遠くない。

そして、ようやく出口に出た瞬間

shake

sound:14

「ドン‼ドン‼」車の上から大きな音がした。

まるで、岩が落ちたような音だった。

急いで車を止めてみて見ると車の上は何も無いし、へこんでもなかった。

車へ戻ると、うしろのフロントガラスに白い手形が何百個も張り付いていた。

あまりにも怖くなり、4人で車を置いて無我夢中で逃げた。

逃げている途中でふときづいた。

僕「あれ、ヒトシは?」

カオリ「さっきまで一緒だっよね?」

僕はまさかと思った。

すると前から1台のタクシーがやってきた。

大声でタクシーを呼んで事情を話した。

人が良かったのか、乗り捨てた車の所まで乗せてってくれた。

途中で前方からさっき乗り捨てた車がやってきた。

中にはヒトシが乗っていた。

僕「おい、ヒトシが乗ってる・・・」

急いでヒトシに電話をかけたが繋がらなかった。

ヒトシの車が濃い霧の中へ消えて行った。

そのあと結局、ヒトシは行方不明になってしまった。

むやみに面白半分で心霊スポットへいくと、大変になることを思い知らさられた。

皆もむやみに近づかないほうがいい。

Concrete
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