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短編1
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ホームにいた女性。

ぼんやりと向かい側のホームを見つめていたら、

ある女性と目が合った。

白いワンピースに赤いハンドバック。

遠目でも美人だということは何となく分かった。

女性がニコッと微笑んだので、私も笑顔を

つくる。次の瞬間、電車が到着したので乗り込んだ。

座席に腰を下ろし、バックから文庫本を取り出し、

顔を上げた。先程の女性が向かいの座席に座っているではないか。

間違いない。ついさっき、反対側のホームにいた

女性だ。白いワンピースに赤いハンドバック…見間違えるはずもない。あの女性である。

彼女は私と目が合うと、ニコッと微笑んだ。

Concrete
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匿名様。コメントありがとうございます。

実話なのかそうでないのかは…匿名様の判断にお任せ致します。

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