8月27日 pm8:13
夏休みも終わり頃、毎年の事ながら遊びの誘惑と自分の怠け心に負けて今年も夏休みの宿題が山積みだ。二階の自室に篭り追い込みをかけていた。
(やになっちゃう。世の学生にもっと自由を!宿題の義務を廃止せよ!)なんて馬鹿なことを考えていると視線を感じた。
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「わ!!!」
開けっ放しの窓からお兄さんがこちらを見ていた。
お兄さん「…あ、ごめんなさい。駅はどちらですか?」
「え…、あ、そこをまっすぐ行って右に、そして信号を渡って左にあります…」
お兄さんはありがとうと微笑んだ。
作者怖女
お兄さん、ここは二階ですよ…?