K達の学校には七不思議や、噂がありませんでした。
「七不思議とかあったほうが面白いのにな〜」
「だよね〜」
「そうだ!噂、作ってみない?」
「いいね!!賛成!」
K達は噂を作ることにしました。
「放課後にトイレの4番目に入ると幽霊に連れて行かれる…とか?」
「ここの学校はトイレ3番目までだよ〜(笑)」
「う〜ん…。じゃあ、階段を数えながら降りると10段なのに数えながらのぼると11段になってるとか?」
「それ数え間違えかもしれないってなっちゃうよ〜」
「そっか〜。じゃあ、また明日考えよう!!」
次の日。
K達は休み時間に集まりました。
「ねぇねぇ、昨日面白い物買ったんだよ!!」
「なになに?」
「じゃじゃ〜ん!動く手!!」
「なんだそれ(笑)」
「これはね、センサーが反応すると手が動くんだよ!!この手、良くない?」
「いいね!!!」
「それじゃあ、行間休みに男子トイレの一番奥に入ると手が捕まえようとする...っていうのにしよう!!!」
それからしばらくした日。
「俺のクラスのRが昨日トイレに入ったら手が捕まえようとしてきた!!って言ってたよ」
「おぉ〜〜〜!!」
「でもね…行方不明になったんだよ….昨日、放課後になってもRが帰ってこないって学校に連絡があったらしいんだ。」
「え!?それって…」
「偶然だ..よね..」
K達は信じられず、偶然という事にしていました。
またまた次の日。
「行間休みに奥のトイレに入った人、みんな行方不明になってるよ..」
「そ、そんな!」
「あとで、回収しよう!」
「うん!」
行間休みになった時、K達は奥のトイレに入りました。
「うわああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」
K達が見たもの…それは……。
wallpaper:485
たくさんの手。でした。
それから、K達が皆と会うことはありませんでした…。
作者もちこ