今日は日曜日。
タツヤは宿題をやっていませんでした。
(あ〜あ。明日は月曜か〜。毎日が日曜ならいいのにな〜…。)
「タツヤ〜。宿題は済んだの〜?」
「あ〜、うん…。」
タツヤは嘘をついてしまった。
(外でも散歩しに行こうかな)
「散歩行ってくる〜」
「気をつけるのよ〜。」
ガチャ。
タツヤは家の近くにある公園に行き、ベンチに座った。
(月曜なんかなければいいのに…)
眠たくなってきて、タツヤはいつのまにか寝てしまっていました。
起きた頃は、もう夕方だった。
起き上がると、隣に帽子をかぶった女の人が座っていました。
女の人はスマホにイヤホンをつけ、曲を聞いていたようだった。
タツヤに気がつくと、
「君、宿題やってないの?」
「は、はい..。」
「ずっと日曜がいいと思ってる?」
「はい…。」
(なんで気持ちがわかるんだろう。)
タツヤは疑問に感じました。
「じゃあ、この曲を聞いてごらん。」
女の人はイヤホンをタツヤに差し出しました。
「いや、大丈夫です。」
「遠慮しなくていいのよ。」
女の人はタツヤの耳にイヤホンを無理矢理差し込みました。
(なんだろう、この曲。でもなんかいい曲だな〜…)
タツヤはいつの間にか寝ていました。
まだ夕方でした。
隣には、女の人が座っていました。
話しかけて来ました。
「君、宿題やってないの?」
「は、はい..。」
(あれ?この会話何処かで聞いたような..)
「ずっと日曜がいいと思ってる?」
「はい…。」
「じゃあ、この曲を聞いてごらん。」
「いや、大丈夫です。」
「遠慮しなくていいのよ。」
タツヤの耳にイヤホンが無理矢理差し込まれました。
タツヤはいつの間にか寝ていました。
隣には、帽子をかぶり、イヤホンをつけている女の人が座っていました。
それから、永遠に日曜が続きました…。
作者もちこ
花子さんがきた!!のお話を少し変えて書いてみました。