これは連れのAの家で体験した話しです。
連れの家は二階建ての賃貸マンション。
一人暮らしと言うのもあり良く自分らの憩いの場所になっていました。
その日も何時も通り、お酒とおつまみを買いAの家で談話をしていました。
丁度日付も変わる深夜12時を回った位、
「ガタ、ガタ、バタ、バタ。」
上から、物の音と、足音が聞こえてきました。
「夜中に何してんねやろな?」
と、Aに振ると、
「何か片付けとかしてんちゃん?」
っとAが言い、
「夜中やのに大変やなぁ。」
と、Aに話しを返すも、
(夜中に結構でかいドスドスの音やな・・)
って思う位の物の音や、足音だったのにAは気にも留めず。ちょっと間したら音も無くなり、気にもなくなり談話の続き。
結構な時間だったので、
「そろそろ帰るわ」
と、言い帰って寝ました。
次の日。
二人共仕事に出勤して、昼過ぎにAからのお誘いメール。
夕方、仕事が終わり家で遊びに行く準備をしていると、Aから電話が。
「なぁ・・昨日俺らが聞いた足音って12時頃やったでな?その時間やったでな?」
と、慌てた感じで電話越しにしつこく確認して来る。
「何で??」
っとちょっとウザイ感じで聞いたんです。
連れが家の近くまで帰って来ると、大屋さんにあったそうで、聞いても居ないのに話し出しました。
「昼間死体が発見されたの。隠しても仕方ないからゆうけど、貴方の丁度上の部屋で」
住んでいた方は40~50歳位の男性で、一人暮らし。発見当時は、天井からロープで首をくくりぶら下がって居たらしい。死体の傍にわ、尿、やらなんやらが垂れながした物、椅子が倒れて居たらしい。状況から見ても自殺と警察も断定したみたいで。
「そう言えば死亡推定時刻は夜の11時~12時までの間じゃないかって・・・」
一瞬で連れがおかしい事にきずいて恐怖のあまり後の話しは覚えてないらしい。
で、大屋さんと離れてから自分に電話。
聞いた瞬間自分も電話越しに怖くなり、その日は自分の家で遊ぶ事になり、Aも泊まって帰りました。
それからあまりAの家でたまる事がなくなりちょっと間してAも引っ越ししました。
あの、深夜に聞いた絶対に聞こえる事のない「音」
今でも考えたら怖いとAと話ししたりしてます。
作者心霊大好き