このお話しは、とある霊媒師の方が体験したお話し。
ある日。女性の方から依頼の電話がありました。
依頼内容は、
「毎日、決まった時間(深夜1時30分位)に金縛りにあってしまう。何か悪い物が付いてないか見て欲しい」
と、依頼がありました。
女性の家に行って、女性を見た瞬間、原因が解りました。
「貴方には、女性の生き霊が付いています。
何か心当たりありませんか?」
と、依頼者の女性に訪ねたら、心当たりがあります。と。
現在、付き合ってる彼が居るのですが、付き合う前に、彼には6年付き合った彼女が居たらしく、自分と付き合う為に別れた女性が居てます。
と、話してくれました。
「原因が判明したので、お祓いと、貴方に近づけ無いよに処置しますね。」
と、依頼者に話し、お祓い等を行い帰りました。
2、3日した晩の日。
霊媒者の枕元に、「生き霊」となった女性が現れました。
(現れたな・・・・。)
と、思ってたら、自分に女性が近づいて来て少し曇った声で・・・・
「邪魔を・・・・するな・・・。」
と、言われた霊媒師の方は、自分や女性を恨むのはお門違いだと。昏々と話しすると、
すーっと、目の前から上に上がり消えて行きました。
(納得してくれた。自分の身体に戻ってくれた。)
そう思ったそうです。
それから、数日が過ぎ、仕事で遅くなった霊媒師さんは、帰り道をバイクで帰っていた時の事。
バイクを走らせていたら、急にタイヤに何か挟まった様にロックが掛かり事故に遭いました。
意識が朦朧としている中、顔を上げると・・・・
あの「生き霊」の女性が。
顔が青白く、全くの無表情で自分を見下ろしている。
(あ・・・・あの・・・女性・・・)
と、思った瞬間に・・・。
「・・・・死ねば良かったのに・・・・」
と、言葉を放ち消えて行きました。
腕時計を見ると、時刻は、深夜1時30分だったそうです。
後から解ったそうですが、「生き霊」となって現れた女性は自殺未遂を繰り返して居たそうです。
・・・・深夜の1時30分に・・・・。
作者心霊大好き