短編2
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心霊写真

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夏といえば怪談の季節だ。

海やスイカよりも先にそれがでてくるのだから、我ながら飽きれたものだ。

まあ、それはいい。

今年も俺たちは「夏のホームパーティー」を開いた。これはその時の話だ。

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パーティーでやることと言ったら一つしかない。そう、持ち寄った

「とっておき」を一晩中披露しあうこと。

いつものように、いつもの面子で、俺の家に集まった。

でもいつもと違うことが一つだけあった。パーティーも終盤に近づいた頃、一人が降霊の儀式にまつわる話を始めた。話の展開は早かったが、内容はシャレにならないものだった...。

あまりの怖さに、場が凍りついたように思えた。

問題は手順が気味悪いだけで簡単だったことだ。

これは.................

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やるしかない!

満場一致で降霊術が始まった。

手順道理に進めていき、やがて術が完成した。

誰もが無言になり、場は耳鳴りがするほどの静かさだった。

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「.........終わり?」

「お、おう.........」

「来ないね」

「何だよ、つまんな」

「きっと霊も忙しいんだよ。夏だし」

結局何もおこらず仕舞い。自称「見える人」も、何も感じないという始末。すっかりシラけてしまった皆には、お開きムードが漂っていた。

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そんな中、一人がこう言った。

「ねぇ、これはどう?」

両手で写真を撮るジェスチャー。

「そうだな!写真なら映るかもな!」

ということで、即席の撮影会が開催された。

何枚か写真を撮り、すぐに確認して見る。

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その中の1枚を見て、俺たちは実際に凍りついた。

最後に撮った集合写真の右端、若干空いた押し入れの隙間からなにか見える。

目を凝らすとそこには、半分だけの女の顔が映っていた。恐ろしい顔でこっちを睨んでるように見える。

これは本当にヤバいんじゃないか...

とてもじゃないが冷静ではいられなかった。

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行動が早いのは長所とも短所とも言える。

俺たちは深夜にもかかわらず、かなり当たると評判の霊能者に電話をかけた。今考えれば失礼極まりないが、すでに冷静な判断力は失っていた。

すると驚いたことにその霊能者は今すぐ写真見ようと言い出し、俺たちはすぐにその店へ向った。

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霊能者はその写真を少し眺めたあと、ニヤリと笑って見せた。

怪しげな雰囲気を放っている。

「こんなものを持ってくるとはねぇ......。こいつは心霊写真でも何でもないよ。この写真に心霊はいない」

思わず笑っちゃったよ。

心霊写真だなんて、全く迷惑な話だよな。

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わからない
誰か 謎解き 教えてください

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心霊大好きさん
いつもコメントありがとうございます
励みになりますm(._.)m

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なる程・・・。

そうゆうオチだったんですね・・・。

皆さん、解説有り難うございました。

やっぱりこの手の話しは、色々考えるから面白いですね。

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匿名さん
コメントありがとうございます
まさにそういうことです。わかりやすい解説ありがとうございます!
でも自分なりの解釈があればいいのではないでしょうか

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心霊大好きさん、魑魅魍魎さん
コメントありがとうございます
この手の話は色々解釈があって良いと私的には思うのですが、元々のオチとしては全員生きています。自分の家に知らない女が潜んでいたということになります。(コメント欄に作者がオチを書くのは我ながらぶっ飛んでいますね笑)
次回からは分かりやすく怖がって頂けるよう、精進致します
長文失礼しました

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やっぱり。解説有り難うございます。

こうゆう世界観も面白いですね。

ひょっとしたら、自分も撮られているかも・・。

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心霊大好きさん、俺もそう考えました、
多分、そうじゃないですかね?

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話ししてた全員が幽霊って事?

写真に写って居た人が生きてる人って事何ですか??

あの世での話しだったって事ですか?

解説お願いします。

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ずんこさん
コメントありがとうございます
楽しんで頂けたようですが、オチは分かりましたか?(笑)

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隙間の彼女とここでやったメンバーの関係性を想像したらいろんな話が出来て楽しいです。

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