初めまして。
under takarと言います。
僕ははっきり言って0感です。
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ですが、霊感強い人の側にいると強くなる、とか
何かしらの影響が出る、とか
よく聞きますよね。
今日はその話をさせてください。
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僕には彼女がいますが、この彼女がいわゆる《霊感強いヒト》
と言っても、ハッキリ見えたりよりは触れられたり、光るモノを見たりなどが多いそうですが。
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付き合って二年、お互いに霊の存在を認めあっていますが、何分僕にはわかりません。
ですが、どうやら我が家には《いる》らしいのです。
普段は気にならないのですが…
それは、今の借家に引っ越して間もない頃。
今どき珍しい平屋の戸建、築40年ものの2DK。
それでも一人暮らしには広すぎるくらいで環境もいいし、
僕は気に入っていました。
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引っ越して初日、片付けもそこそこに、疲れるし風呂に入って今日は眠ってしまおうと、シャワーを浴びていました。
男の一人暮らし、脱衣所の扉なんて閉めません。
玄関からすぐ左手に脱衣所、風呂、トイレという造りのため、風呂に入りながら玄関までは扉を閉めなければ丸見えです。
ふと…背後が物凄く気になります。
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もちろん、誰もいない。
彼女にもまだ合鍵を渡してないから勝手に入ってくる訳もない。
気のせいか…
向き直り、再び体を洗う。
やっぱり
shake
気になる。
振り返る。
誰もいない…
そんな事を何回も繰り返しながら、
気味が悪いから早めに上がりました。
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それから、二、三日そんな事を繰り返しながら過ごしていました。
そして翌日、彼女が引っ越して初めて泊まりに来ました。
普通に夜ご飯食べて、風呂に入ろうとなった時、ふと最近感じてる違和感を話しました。
僕 ―初日から、風呂に入ると妙に後ろが気になるんだよね。
彼女―後?
僕 ―うん、あれかな、風呂で頭洗ってるときに視線を感じたらいるよ、ってヤツかな、ははは…
彼女―やめてよ、怖いなぁ。
僕 ―…ね、正直、風呂に何もいないよね?
彼女―うん、お風呂には何もいないけど…
僕 ―ならいいんだ、気のせいか…
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翌日。
朝ごはんを食べて、二人とも家を出ました。
彼女は自転車で駅まで、
僕は車で職場まで。
途中、彼女からメールが。
(ホントは駄目だけど)携帯を見た僕は愕然。
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―あのね、昨日は言いづらかったから言えなかったんだけど。
昨日お風呂入ってた時、あたしも後ろが気になったんだ。
でも、それってお風呂場うんぬんじゃなくて、
居るんだよね、違う所に。
お風呂場から見えるよね、玄関。
そこに、居たんだよ。男の人。
多分ずっと前から居るんだと思う。
後からあたし達が来たから、監視じゃないけど、様子を見てるみたいな…嫌な視線を感じたよ。
玄関からはあんまり動かないみたいだけど、
どうしても出入りする場所だから、すり抜けて出入りしちゃう事になっちゃうねぇ…
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この家でこれから過ごすのに、まさかいきなりこんな経験をするとは…
僕は一瞬、頭がクラクラした。
作者under takar