短編2
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世界の拷問器具 博物館

ある場所で 拷問器具の博物館が開催されることになりました

期間限定で入場料1500円

都内の大学に通う女性が

社会勉強のためと興味があったので この博物館に行ってみることにしました

あらゆる拷問器具 が 展示されていて

ものすごくたくさんの拷問器具が置かれていました

そしてなんと 驚いた事に 実際に拷問を受けてる映像までみることができたのでした

血まみれになってる女性の映像が そこに映し出されていました

手元の資料にはどういった拷問を受けて どんな苦痛だったかが こと細かに掲載されていたのでした

写真も展示されていて 苦しんでいる 写真も展示されていました

痛々しい写真でした

自分がもし このような拷問を 受けたらどれだけ嫌だろうとさえ思うぐらい

残酷な拷問でした

そしてある違和感に気が付いた

博物館には 私一人で 他の客はいつの間にかいなくなっていた

私は気味が悪くなり 急いで 博物館からでようと急ぎ足で出口へと向かった

そして 外へ出る事が出来て ホッとした

しかしその瞬間 後ろから 何者かに 鈍器のようなもので 叩かれて そのまま気絶した

気が付くと 私は 地下の拷問施設のような所で 拷問を受けていた

裸にされていて 両手は頑丈なもので固定され 身動きが取れなくなっていた

すると 上からドリルのようなものが 少しずつ 顔に向かって  ものすごい音を立てながら

近づいてくる 私は身動きが取れないため

恐怖のあまり失禁した

手足はがくがくと震え 誰もいない部屋で ただ呆然と 近づいてくるドリルを見つめながら

自分が死ぬのをまっていた

そして ドリルが当たるか当たらないかという所 で 急に ドリルが止まった 

その瞬間 両手の自由が利くようになり 私は急いで その場から逃げ出した

あの日以来 その博物館があった場所には近づかないようにしている

そして以前その博物館のあった場所は 処刑場として使われていて

たくさんの人を処刑した場所だったことを知りました

私がもしそこで死んでいたら 私の両親が報復のために

その博物館に火をつけていたのかもしれません

もしかしたら

私も拷問博物館の 資料として 展示されていたのかもしれません

  

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