また部長にキレられてさー。
散々だったわー。
またかよ!
だっさ!笑
いつもの居酒屋。
俺はごくごく普通の会社員で仕事終わりはいつもの居酒屋にいつものメンバーで行く。
そして会社の愚痴などを吐きまくってまた次の日会社に行くのだ。
メンバーはAとBとゆうことにしておこう。
俺「また明日から会社行くの憂鬱だわ」
A「だるすぎんだろww」
B「やりがいがあって楽しいじゃん。今の会社に就職して良かったわ」
俺、A「お前はなんでもできるからいーよなー!会社楽しいなんて思った事ねーわ」
B「でも今の会社にいるから俺達会えたんだぜ?」
俺、A「ま、まぁそーだけどよww」
こんな具合でいつもように飲んでいる。
そんなこんなである日、駅前の路地裏に新しい居酒屋が出来たと、部長が飲みに誘ってきた。
俺は二つ返事でNoと答えた。
こんなクソ野郎と飲むほどまずい酒はなかったからだ。
部長「ちぇっ、どいつもこいつも断りやがって、1人で行くか。」
「豚が…」
そー思いながらいつものメンバーで居酒屋に行った。
次の日。
部長が行方不明になった。
shake
え?
社内がざわつく。
もちろん皆心配していただろうが…喜んでいたやつも少なくはないはずだ。
無論俺達3人もその一部なのだがそれはさておき…部長はどこへ行ったんだろうか。
それから数ヶ月、捜索が行われたが結局行方は分からずじまいだとゆうことだ。
そしてほんの少し活気の無くなった社内の中で俺はふと思い出した。
そう、駅前の路地裏の居酒屋を。
実はそこにはこんな噂があった。
出てくる肉が人肉だとゆうのだ。
所詮ただの噂だ。
信じてなどいない。
だが気にはなっていた。
そしてまた数日が経ちいつものメンバーで飲むことになったが、いつものとこでは面白みがないとゆうことで行き先をどこにするか決めていた。
するとオカルト好きのAがこう言った。
A「あの駅前の路地裏の居酒屋いこーぜ。」
俺も正直行きたかったので
俺「いいじゃん!」
とAに便乗した。
だがBは怖い顔をしながら
B「やめとこう。」
と言った。
このときにやめておけばあんな事にはならなかったんだと今思うと後悔しかない。
俺、A「なんだよ、行くぞ。」
と、強引に連れて行った。
そして居酒屋についた。
店構えはそこまで悪くなく、いかにも居酒屋といった感じで覗くと、店内も清潔に保たれていた。
俺は、少し期待を裏切られたような気分になったが、とりあえず入った。
Bは今もなお帰りたいオーラをプンプン出していた。
「いらっしゃい」
店の奥から図太い声が響いた。
俺達はカウンターに腰掛け違和感を感じた。
メニューがどこにもないのだ。
俺「あのー、メニューは?」
店主「あぁ、うちのメニューは一つだけなんですよ。」
変わってるなとは思ったが特に気にもせず、とりあえずそれとビールを頼んだ。
店主「はい、唐揚げおまちどおさま。」
出てきたのは何の変哲もないただの唐揚げ。
食べようとしたとき、ふと思い出した。
ここの肉は人肉だとゆうことを。
まさかとは思ったが一応AとBに聞いてみた。
A「そんなのただの噂だよ、噂。」
とパクパク食べている。
B「うん、食べてみたが、人の肉ではないみたいだな。」
とパクパク食べている。
俺「そ、そうだよな!ははは。」
そんなこんなで何事もなく飲んでいた。
俺「さぁ帰るか。」
B「悪い、ちょっとトイレ行くわ」
先行ってんぞ〜。
出口のドアに手を掛けた時だった。
A「危ない‼︎‼︎」
なにがおこったか分からなかった。
振り返るとマスクをした男が包丁をふりがさしてきたのだ。
とっさにかわしてドアに向かう。
開かない⁉︎
俺はAと一緒に店の奥へ行った。
だが店内は狭い。
その男は近づいてくる。
椅子を盾にして攻防を続けた。
包丁で手を切ってしまったがそんな事はどうでも良くなっていて、ただひたすらに椅子を振り回した。
するとAが勝手口を見つけたようで、誘導してくれた。
産まれて初めてくらいの速さでダッシュして逃げた。
今思うとオリンピックの選手並みだったとさえ思えてくる。
そして駅に着いたとき安心したからか手がじんじんと痛くなってきた。
そして冷や汗が出た。
Bが…いない。
怖くてたまらないのを我慢してAと俺は走って例の場所に向かった。
するとあり得ない光景が目に写った。
Bが呑気にこちらに歩いてきていた。
俺、A「おい!大丈夫なのか⁉︎」
B「ん?なにが?」
俺とAは耳を疑った。
なにが?
だと?
ありえない。
さっきまで俺とAはさっきまであんなことになっていたのに?
だがどれだけBを問い詰めても、何もなかったの一点張りでなにもわからなかった。
そして俺の傷を見せると他の何かで切ったんじゃねーのなどと言ってきた。
わけがわからない。
俺とAは幻覚か現実か分からなくなった。
傷もそんなに深くなかったし血も止まっていた。
さらに疲れていたのでとりあえず帰ることにした。
この時点でアホだなと思った人は少なくなかろう。
とりあえずタクシーをよんで3人で乗った。
誰1人として話さなかった。
話せなかったとも言える。
Bの不自然な感じが俺の中でずっと引っかかっていたが言えなかった。
そわそわしているとBの家に着いた。
Bはお疲れとゆうと車を出た。
その時俺は確実に見た。
shake
Bのスーツの袖についていた血を。
間違いない。
俺の血だ。
あいつは怪我なんてしてなかったし飲みに行く前は着いていなかった。
それにBだけあそこで襲われないのはおかしい。
そうだ、あいつだ。
身長的にも髪型も今考えてみればBと一致する。
その事をAにも言いたかったが怖くて言えなかった。
俺はその後もずっと気になっていた。
それからはBと関わるのを控えて行った。
ちなみにあの居酒屋は知らぬ間に売り地になっていた。
Aとは時々飲みに行ったりしてたが、それもだんだんと減って行き、俺はその会社を辞めた。
辞めた理由はそれぞれ考えてくれ。
それから少し経ってこの事を思い出していた時、気づいた。
俺はバカだなと心の底から思った。
あの時Bは唐揚げを食べて何と言った?
人の肉じゃないと言った。
なぜ分かったんだ?
人の肉を食べたことがないと断言出来ないはずなのに、あいつは断言した。
部長があの居酒屋に行った日に行方不明。
あの居酒屋の事件。
Bの不自然な感じ。
人の肉じゃないと断言したB。
この事から察することはただ一つ。
これをゆう必要はないだろう。
作者カイ
フィクションです。
読みにくい点や、字あまりなどあると思いますが多目に見てください。
また、コメント等待っています。