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誰もいないはずなのに…。

短編2
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誰もいないはずなのに…。

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それは、俺が中一の時まで遡る。

俺が中一の時、基本的帰っても一人のことが多かった。その日は試験があともう少しってこともあり家に早く帰り試験勉強をしていた、無論家には俺以外(犬はいるが)だれもいない状態なんだ。

そんな中俺はいつもの様に自分の部屋で静かに勉強をしていた。途中犬が来たり隣の人から差し入れ(勉強疲れを癒す様な食いもんなど)を貰ったりとドタバタしたがまあ特に不思議なことは無かった。

ようやくひと段落ついた時には辺りはすっかり暗くなっていた。そろそろ飯でも食うかと思いながら俺はキッチンに行った(自分の部屋は、一軒家の二階)

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まあ、飯も食って少し下で休んでたら上でガタンって音がしてびっくりしたんですよ。

でも、そういえば犬を上に置いてったなって思ってまだ飯もあげてないしちょっと心配になったんで上に行ったらどうやら俺の部屋の隣の部屋の棚から人形が落ちた音だった。

まあとりあえず犬の救出して一階に降りたんだわ。でまたしばらく歩いてたら二階からまた今度バタンって音がした。さすがに気味が悪くなって、一階に居ることにした。だが勉強はしなくてはならないので上に行かなくちゃいけない。

正直悩んだ。でもあまり出来の言い訳でもないからすくだし上に行くことにしたんだ。怖いからハサミをもって上に行くための階段を登った。

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ギシギシと独特の音が響く。

問題の二階に着いた時には胸がドクドク鳴っていた。

問題の部屋の前を走って抜けて自分の部屋に飛び込んで教材などを纏めて階段を駆け下りた。その時だ…。

バタンギーという音が背後から響いてきた。

恐ろしくなった俺は残りの階段を駆け下りて犬を連れて外に飛び出た。

それから、ちょうどその頃帰ってきた母に会って事情を話し家に帰った。そしたら、玄関には一つの人形が落ちていた。

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