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これは数年前、高校の修学旅行で海辺のホテルに泊まったときのお話。
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全3泊4日の日程、3日目。
時刻は午後4時過ぎ。
修学旅行、最後の宿泊先である、海辺にたたずむ白い小さなホテルに到着した私たちは、それぞれの部屋に荷物をおき、1階ロビーに集まっていた。
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「ほいじゃ、今からちょいと自由時間。
海さ行くなら、気を付けてや」
学年長のおやじの長話がようやく終わり、私は女友達2人と一緒に外に出た。
B「はぁ~っ…!長かったなーっ」
私「7分ちょいかな」
A「まあ短いほうでしょ」
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私達は現在高校3年生。
Aは中学時代からの幼なじみ、高校で知り合ったBは2、3年と同じクラスで、いまはどこでも行動を共にする仲良し3人組。
B「てゆうかさぁ、部屋狭くなかった?」
私、A「思ったー」
B「だよねえ!」
A「…でもまあ。良かったじゃん、大部屋じゃなくて」
B「それよ!ホテルの外観から言って部屋数少なそうだから、あたしらみたいな旅行生は大部屋かもね。なんてAが呟くからさ~」
私「そうだっけ」
B「そうだよ~。あんとき超ブルー入ったんだから~」
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他愛ない話をしながら3分ほど歩くと、キレイな砂浜にたどり着いた。
B「すっごー!!海だよ、海っ!!」
荷物をおきに行ったとき部屋からは見えなかった、描きたくなるような美しいクリーム色の浜辺が、夕焼けに照らされてキラキラ輝いている。
A「…綺麗だね」
私「うん…」
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普段、内陸に住んでいる私達は旅行前、旅のしおりの日程欄に海辺での自由行動を見つけただけではしゃいでいたが、
海を見慣れている人でも、この景色には感動を覚えるだろう。
B「ねっ、およご!」
私「えっ…?
水着ないじゃんだって…」
B「足だけ足だけ♪」
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そう言ってBはくつと靴下を脱ぎ捨て、駆け出した。
A「それ泳ぐって言わないでしょ」
普段通り、口調は冷静なAだが、Bのテンションにつられてか、小走りで後を追う。
たまらず私も「待ってよ!」と追いかける。
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~~~~~
浜辺で遊びはじめて20分程たったころ。
そばにいた男子たちの声がふと気になった。
男C「あそこに見えてる黒いとこ、行ってみね?」
男D「どこ」
男C「あれ」
男子が指差した先に目を向けると、100mほど行った所に、なるほど確かに黒い岩場のような場所があった。
A「どしたの?」
私「えっ…あ」
B「ん~?なに、ああいうのがタイプ?」
私「やっ、ちがうよ!
あれよっ、あそこを見てたの!」
A「どれ?」
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私が指し示した方に2人が顔を向けると、Aが言った。
A「あぁ、あれなんだっけ…
岸壁とかでよく見るやつ…。」
私「…名前があるの?」
A「あるの。
何だったっけなあ…」
B「テトラ…ポッド。じゃなかった?」
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3人の中でいちばん勉強が苦手なBが突然、私の知らない言葉を発した事に、少し驚いた。
私「え、なに?」
B「テトラポッド」
A「それだ!よくできましたっ」
B「へへっ」
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私「だから、なにそれ」
どうやら、知らないのは私だけらしい。
A「波よけ見たいなやつかな。あたしもよく知らない」
私「フーン…。ああ、それでさ」
A「そうそう。何であんたが知ってんのよ」
Aと2人でBを一瞥すると、自信満々の顔でフフンっと鼻を鳴らし、
B「だって私、あれで怪我した事あるもん」
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A「…いやいや。顔と話の内容ずれてるよ」
私「けが?」
B「そう。あれあちこちに穴みたいのあってさ、
小さい頃、足引っかけて、コケたの」
私「穴があいてるの?」
A「ダサいね」
B「うるっさい!
穴というか、隙間、かな」
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Bが言うには、波よけ用に特殊な形をした人工岩の岩と岩の間に、足をとられて転んだらしい。
大泣きして父親になぐさめてもらっている時に、テトラポッドの名前を聞いたのたそうだ。
A「そうだったのー。よしよし、痛かったねー」
B「頭撫でんな!ケンカ売ってんなら買うぞっ」
私「まぁまぁ…ねぇそれよりあれ。
止めた方よくない?」
先ほどの男子たちが、そのテトラポッドの上ではしゃいでいる。
B「ほっときなよ、言ったってやめやしないんだから」
A「そうそう、ああいうのは怪我しなきゃ分かんないの」
私「あの…そうじゃなくて…」
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なんだろう…この感じ。
不安…?
焦り…?
とにかく、「違和感」
言い様のない謎の感覚におそわれた私は、とっさに走り出していた。
B「え…ちょっと!〇〇(名前)!」
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どうしたのー!?と後ろから叫ぶBの声は聞こえていたが、足は止まらなかった。
そして、テトラポッドのすぐそばまで辿り着くと、上に向かって叫んだ。
私「ねぇ!降りたほう…いいょ…。」
そこで何故か急に自信がなくなり、声がフェードアウトしてしまった。
男C「んんー?何だってー??」
私「いや、あの…」
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この感覚が何なのか、なぜ急に走り出して叫んだのかが自分でも分からず、困っていると、
A「落ちると危ないから、降りろって事!」
いつの間に追い付いていたのか、横からAが叫んだ。
男D「ああ?」
B「いいから降りろバカ共ーっ!」
Aのとなりに来ていたBも注意したが、男子たちは、
男D「るっせーな何だよ、落ちねぇよ」
と聞く耳を持たない。
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その時、
男C「う、あぁ!」
上にいた1人が足を滑らせ、石の隙間に片足がのみ込まれた。
男D「ちょ、おいおい~!」
大丈夫かよと言いながらもう1人が駆け寄った、次の瞬間、
男D「おあっ!!」
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もう1人も立て続けに片足をとられた。
B「ちょっとなにやってんの!大丈夫??」
男D「ちっ…
あ?なんだ、抜けね」
私「ねえ大丈夫!?」
上で何やら2人がもがいている。
A「先生、呼んでくるね」
ホントにもう…と呟きながらAがかけ出した。
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男C「ッ…!あんだよ…何で抜けねぇんだ」
男D「わかんねーけど、何か…」
男C「……あぁ、この感じ」
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shake
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捕まれてる…?
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男子2人の動きが一瞬、止まったかと思うと、
shake
男C,D「う゛…ああ゛っ…ぎああぁあ゛あああ!!!」
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突然叫び声をあげた2人。
B「キャアァ!なにどうしたの!!?」
Bが叫んだ次の瞬間、
上にいた2人が、転げ落ちてきた。
私「きゃっ!!」
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一体なにがあったのか。
その時ちょうど、担任の先生が駆けつけて来た。
先生「大丈夫かっ!!?」
男C「あぁあ゛…!せんせぇ…痛ぇ…ッ!」
先生「お前ら…!
なんだその足…!!」
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2人共、それぞれはまっていた方の足の皮膚がねじれたように破れ、おびただしく出血していた。
私とBはとっさにギュッと目を瞑って顔をそらした。
A「っ…!ひどい…何があったの?」
先生「とにかくすぐホテルに運ぼう」
先生が2人の上半身を起こし、それぞれ脇の下に手を入れ、下半身を引きずるように引っ張っていった。
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B「なによあれ…っ、怖い…!」
Bは泣き出していた。
私も、恐怖と、よくわからない後悔の気持ちに包まれ、涙が滲む。
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ざわざわと他の生徒たちが集まってきていた。
「なに?けが?」
「岩場から落ちたんだ、おれ見てた!」
「見るからに危なそうだったもんなー」
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どうしよう…なんで私、もっとちゃんと…!
涙が一滴ほほを伝ったその時、
A「とりあえずみんなっ!
危ないからここ離れて!」
Aが叫んだ。
一瞬の静寂。
すると皆、ブツブツ言いながらもぞろぞろと帰っていった。
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A「あたしたちも、帰ろう」
Aに腕を引かれ、嗚咽を漏らしながら私たちはホテルに戻った。
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男子2人はそのまま近くの病院へ運ばれた。
幸い傷は深くなく、先にホテルに戻ってきた先生の話によると、
お医者さんが言うには、足が挟まった状態で無理に抜こうとして落ちた時に切れたんだろう。ということらしかった。
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はっきりと見てはいないが、岩で切ったにしては、出血量が普通ではなかった気がする。
それに、もし仮にお医者さんの言う通りだったとしても、何故そんなに慌てて足を抜く必要があったのだろうか…?
ロビーに集まっていた生徒たちは、
話を聞いて安心したのか、それぞれの部屋へと戻っていった。
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私たち3人は部屋には行かず、ロビーのソファに並んで腰掛けていた。
すると、先生がやって来て私たちの向かいに座り、口を開いた。
先生「部屋に戻らないのか」
私「……。」
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先生「大丈夫か」
私「先生…あの、」
A「先生。
……部屋に、戻ります」
そう言うとAは、私とBの手を引き、エレベーターに向かった。
後ろから先生が一言
先生「…もう、あそこには近付くなよ」
言われなくとも、近付くわけがないと私は思った。
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部屋に戻るとAは、何故かチェーンまでかけてドアを閉めた。
ホテルでは私とAは同室だったが、別部屋のBも連れてきていた。
私とBがベッド、Aが椅子に腰を掛けた。
A「あたしの話、ちょっとヘンかもしれないけど、
聞いてくれる?」
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突然だった。
B「…なによ」
私「どうしたの?」
A「あたし、見たの」
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私「…?、見た?」
A「あいつらが運ばれてったそのすぐ後、何となくもう一回見たの。
…あのテトラポッド」
私「…?、うん」
A「そしたら…ね、」
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A「…」
私,B「…?」
A「ごめん、やっぱり…ちゃんと確認してからにする」
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B「なにそれ…!ねぇ、何を見たの…っ??」
頭の中で何を想像しているのか、Bはまた泣きそうになっていた。
私には、よく分からなかった。
私「確認、って?」
A「あんたたちにも、見てほしい」
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なんとAは今日の夕食後、もう一度あの場所へ行こうと言い出した。
B「何で!!?やだよっ」
私「一体何があるの?」
A「はっきりさせたいでしょ、あんたたちだって」
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わけが分からなかったが、Aの静かだか強い気迫に、
私たちは断りきれなかった。
そして夕食後、生徒たちが部屋に戻りはじめるのと同時に、
ほかの一般客にまぎれ、私たちは外にでた。
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辺りは暗くなり始めていた。
Aは無言で、どこから持ち出したのか分からない懐中電灯を片手に、私たちを先導する。
そして約5分後、私たちはあのテトラポッドの前に立っていた。
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石には、非常線が張られていた。
私「まさか、上るの?」
B「無理っ!嫌!!」
A「しっ。上らないよ。」
するとAは、 テトラポッドに近づき、石の側面を照らして、手招きした。
A「ここ。みて」
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私とBは、ソロソロと近づき、照らされた部分をじっと見つめた。
B「…なにこれ……文字??」
私「これって…」
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A「 そう。たぶん、…戒名」
B「えっ?なに?」
A「かいみょう。お墓とかに刻まれてる名前」
B「……おはか、って」
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A「分かんない?これ全部、"墓石"ってこと。
…テトラポッドじゃ、なかったのよ。
お墓の上であんなふざけた事してたら、そりゃ天罰も下るでしょ」
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…そうか。
違和感の正体は、これだったんだ…。
少しすっきりした私は、Aに尋ねた。
私「なんでこんなとこに、こんな物があるんだろう…?」
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Aは、しばし考えてから、口を開いた。
A「はっきりとは、分かんない。
むかしこの辺が津波か何かに襲われて、内陸にあったものがここまで運ばれてきたのか、
海の向こうから流れ着いたのか…。」
B「先生に…知らせる?」
事故があってからすっかり大人しくなったBが、おそるおそる口を開いた。
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A「いや」
Aは、否定した。
私は少し、意外だった。
A「やめとこう。
他の子たちをこれ以上ヘンな気分にさせたくないし、
それに、一度こういう事故があったんだから、ホテル側も何かしら対処するでしょ」
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昔からそうだったが、
恐ろしいほどのAの冷静さに改めて、私は感心した。
そしてAは、その墓石に向かって両手を合わせ、
A「あのバカ共が大変失礼しました」
と小さく呟いた。
私とBも慌てて、「ごめんなさい!」と謝った。
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よく朝、荷物をまとめてAと2人でロビーに降りると、人だかりができていた。
私「何だろう」
A「あいつら、戻って来たんじゃない?」
もう…!?と思ったが、その通りだった。
昨日泣き叫んでいたのが嘘のように、包帯の巻かれた足を見せびらかして喋っている。
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男C「だから、何かが俺たちの足をガシッと!」
ウッソ~と声があがる。
男D「嘘じゃねーよ」
人だかりの中に、Bを見つけた。
私,A「おはよ」
B「あ、おはよっ!」
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どうやらBも、元気を取り戻したらしい。
A「良かったね、元気そうで」
B「あんだけ心配かけといてさ!のん気なもんだよっ」
A「いや、あんたの事」
私「ふふっ」
よかった。
本当に。
先生「おーい、外で朝礼やるぞー。集まれー」
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「もう終わりだねー」
「何だかんだ楽しかったよな」
なんて声が響く帰り道のバスの車内。
私はふと、窓の外に目を走らせた。
あのテトラポッドが見えた。
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気のせいだろうか。
石に張り付いてた非常線が、はずれていた。
隣に座るAを見たが、疲れているのか、すでに眠っている。
…私も静かに、目を閉じた。
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これが、高校生活最後の修学旅行で体験した、
私の、怖話。
作者黒
はじめまして。筆者の初投稿作品です。
以前どこかで見たか、聞いた話を、
断片的にしか覚えていなく、
何となく辻褄が合うように脚色してお届けするのが、今回の怖話です。
誤字脱字には細心の注意をはらっていますが、もし見つけた場合、
そして、読みにくい部分等ありましたら、厳しく注意して頂けると、今後に生かせます。
コメント欄にて、お待ちしております。