大学に行く為に信号待ちをしていると
突然男に声をかけられた。
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「お姉さん、どこに行くの?」
「ぶっちゃけもろタイプなんだよね〜
今から僕と遊びに行こう♪」
「忙しいので行きません‼︎」
shake
唐突の軽いナンパにびっくりした私は
そう言うので精一杯だった。
青になったのでそのまま行こうとしたが…
「なんで?」
「授業なんていいじゃん。」
と結局大学前までしつこく話しかけてきた。
身なりは今時だか、顔色が悪く
軽い口調の割には
顔が笑っていないのが不気味だった。
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翌年大学を卒業した私は就職をした。
その日は会社が休みだったので
大型ショッピングモールへ出かけた。
ふらふらと歩いていると…
「お姉さん何してるの?」
「僕とご飯食べに行こう♪」
振り返ると
shake
いつか話しかけられたあの男がまたいた。
今回も軽口調なのに表情は無い。
不気味さを感じながらも
この男は常にナンパをしている人なんだ
と考えることにした。
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翌年結婚した私は妊娠した。
もうすぐ臨月。
ボンっと蹴られるお腹をさすりながら
近所のスーパーへ行く途中…
「お姉さん何してるの?」
「僕と遊びに行こう♪」
shake
shake
shake
「!!!」
聞き覚えのある声に顔を上げると
あの男がいた。
いつもと同じ
目は焦点が定まっていない。
「無…理です…」
「なんで?」
「私…今妊娠してるから…」
「いいじゃんあそぼう♪♪」
「だから妊娠……」
「いいじゃん♪♪」
背筋がぞわっとした。
この男はヘンだ。
関わってはいけない…‼︎‼︎‼︎
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今回もナンパをかわすことができた。
無理と言えば
多少しつこいが引き下がってくれる。
しかし、これからも
声をかけられ続けるかもしれない。
いつか
ナンパじゃすまなくなるかもしれない。
そう思うと恐ろしくてたまらなくなる。
作者アプリコット
友人の体験で半分実話です。
怖くなかったらすいません。