俺はとある雑誌の編集者だ。
主にホラー系、不思議なものそういった記事を書かせてもらっている。
今回はとある廃村に関する情報を手に入れたので、そこを取材しネタにする予定だ
仲の良い新人Aに取材を頼んだのだが
「えー、俺嫌っすよー、取材とか僕に頼まないでくださいよww」
なんて言われた
だが、こんなところで引く俺ではない。
そこはゴリ押しでなんとか取材に行かせることが成功した。
まぁ、一つ気になるのが廃村の情報をくれた人物にどうやっても連絡がつかないのだ
大丈夫か?
とは思ったが都合が悪いのだろうと説得させることにした。
俺はAの帰りを待ちながら残った仕事を終わらせることにした。
すると、2時間程たっただろうか?
突然電話がかかってきた。
見るとAからだ。
「もしもし?どうした?」
「どうしたもこうしたもないですよー、廃村っていうからきたんですけど、普通に村人いるんすよねー、どうゆうことすか?」
まぁ、情報をくれた人物と連絡がつかないからおかしいなとは思ったが、信じた俺がばかだったな。
「とりあえずネタにできそうな感じのもんないか?」
「まぁ、しいていうなら村人の様子がおかしいんですよねー、ずっと興奮してるっつーか、性的な意味じゃなくてですよ?w」
それネタにできるか?w とは思ったものの
「じゃぁ、ネタになりそうなもん見つかったら連絡してくれ、一人で大丈夫そうか?」
「大丈夫じゃないすか? こう見えても柔道やってたんすよw」
「なら見つかり次第連絡してくれ」
「うぃーす」
ふー、なんかこのネタもボツそうだなぁ
とりあえず俺は残りの仕事をでかすことにした。
あれから何時間たったろうか?
いつの間にか時計も九時を過ぎている。
あいつから連絡こないな。
いちおー、電話してみっか
「ガチャ、電波の届かない場所にいるかー電源が入っていないためー…… 」
何だあいつ、電池切れか?
とりあえず今日は遅いし帰るかー。
明日なればいんだろー
翌日
「おい、俺! Aしらないか?」
「いやー、昨日取材行ったっきり連絡つかないっすわ」
「やっぱりか、とりあえずお前ー、Aのこと探してきてくれないか?」
「わかりました…」
なんだあいつ、まさか事件に巻きこまれてるんじゃねーだろーな?
そう思い、俺は昨日の村にいくことにした。
村につくと、Aの言ったとおり村人が普通に暮らしている。
「あのー、昨日取材にきた奴はどこに行きましたかね?昨日から連絡つかないんですがー…」
「俺はー、知らねーよー」
という、村人の背後、俺は気づいては行けないものに気づいてしまったのかもしれない。
家のなか、少しだけ空いている扉から明らかにAのものと思われるバック。
それと村に入ったときからしていた、異様なまでの血なまぐささ。
瞬間的にこの村はやばい、と思った。
できるだけ村人に不審に思われぬよう、いち早くこの村を出たかった。
どうする?
このままだと俺も事件に巻きこまれるかも、Aはどこかで生き延びていてほしい
どうするか悩んでいると、比較的まともそうな少女が。
この少女に話しを聞いてみよう。
「昨日ね、おじさん達の友達が取材に来てたんだけど知らない?」
「知らない!」
「じゃ昨日、不思議なことはなかった?」
「そういえばね?夜ご飯に良く分からない肉が出ててね?なんの肉?って聞いても教えてくれないの!」
全身の毛穴から冷や汗が吹き出た。
やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい
この村はやばい
食人鬼が集まる村だとでもいうのか。
このままでは俺も食われてしまう。
どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう
あれ、後ろに誰かいる?
気配を感じた瞬間
「気づかれたかー。」
グチャッッ
そんな音が聞こえたのを境に
僕はなにも考えれなくなり、なにも聞こえなくなり、なにも見えなくなった
music:2
作者miichanman0923
どーも!4回目の投稿かな?
今回は子供時代の話とは変わり、思いついた話を投稿してみました!
まだまだ初心者なので暖かい目で見てくれたら嬉しいです!