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防空壕と危険な遊び part2 〜犯人探し開始〜

中編4
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防空壕と危険な遊び part2 〜犯人探し開始〜

ー前回のあらすじー

僕たちは遊び半分で防空壕に行き、死骸の山を見つけた。

悲鳴をあげなら走ってると不意に長谷川が、足音が聞こえると言い始めた。

本当に足音が聞こえている。

しかもこちらに向かってくる。

僕たちはまた悲鳴を上げながら逃げた。

その2ヶ月後。僕たちのペット、ミカンとビスケとチロとチルが洞窟の入り口の目の前で吊るされて死亡していた。

僕たちはそっとみかんたちを埋めてあげた…

ーーーーーーーー

みかん達がしんでしまった。そんな大切な家族を失った絶望感に襲われながらもフラフラと家に帰り部屋のベットに寝っころがる。そう言えば、みかん達の事はどうやって親に知らせよう。

結局考えた結果、雅に連絡してどうするかを聞くことにした。

僕は携帯を持っていないので、メールをすることも、Lineを送ることもできない。

なので僕はこっそり電話で話すことにした。

雅の家は夜遅くまで親がいない。

だから、9時前までなら電話をかけても雅しか出ないので問題ない。

……が、僕が電話をしようと一階に降りる途中、誰かが電話を使っているのか、話し声がきこえた。

耳をすませて聞いてみると母の声だった。

誰と何の話しをしているのだろう?

僕は話の内容を聞いて驚いた。

母「はい…そうですか…みかんが…えぇ…はい、わかりました。」

みかんの話をしていたのだ。

そうして受話器を置くと母が一階から僕を呼んだ。

母「こうじ〜!ちょっと話があるから来て!」

僕は大体なんの話かは予想がついていた。

きっとあの防空壕の事とみかん達のことだろう。

予想は当たっていた。

母「貴方、お母さんが何を言いたいかわかるわよね?」

僕は無言で頷いた。

すると母から思いもよらない言葉が出てきた。

母「あんた、これからどうすん?」

僕はその言葉にキョトンとしていた。

母「貴方は相当の動物好き。もちろん私も、動物が大好き。そんな動物好きなイタズラ馬鹿の貴方にはきっと何を言っても犯人を探し出そうとするでしょ?だからもう、、お母さんは止めないわ。」

そう言いながら、欲しい欲しいと夢にまで見た新品の携帯を差し出して。

母「これを持って行きなさい。何かあった時はかならず電話して。警察でもお母さんでもお父さんでも誰にでもいいから危なくなった時はちゃんと連絡して。いい?絶対に無茶はしないで、これだけはお願いだから守って。お母さんだって本当行かせたく無いんだから…」

全て母の言う通りだった。

僕は母に何を言われても、家に入れないと言われても犯人を探し出すつもりでいた。

まさか「行くな」ではなく「行け」と言われるとは思わなかった。

母の話によると、雅のお母さんや、長谷川のお母さんも同意と言うことで行かせることにしたらしい 。

全員同意するだなんて…何か裏があるんじゃ無いか?って思ったぐらいだ。

ーーーーーーーーー

そして僕は母に「ありがとう」と言ってそそくさと携帯と懐中電灯、その他いろいろ使えそうな道具を持って雅の家に向かった。

すでに長谷川も来ていた。

そして電話の登録をして、早速犯人探しを開始した。

まず最初に元凶であるあの防空壕に向かった。

防空壕に入る前にそこで僕たちはまずみかん達のいる場所で両手を合わせた。

必ず犯人を見つけてやる…。

僕はそう心の中でつぶやいて防空壕に入って行った。

でもやはり前回のこともあってか、ものすごく怖い。

いや、怖いなんてもんじゃ無い。

怖いのレベルを通り越していっそ大笑いしたいぐらいだ。

まず僕たちが最初に見つけた手がかりは前回話した階段の上の先にあった。

正直もうこれだけで犯人を特定できるのではないか?と思ったぐらいだ。

それは…財布だった。

僕たちとあの謎の足音以外ここは絶対に誰も来ない。

まずここに防空壕があることすら知らないであろう。(年輩の方々をのぞいて)

だからすぐに謎の足音の私物だとわかった。

だが、肝心の身分証明書となるものが無い。

それらしきものはあったが、マッキーペンか何かでぐちゃぐちゃに落書きされていてよくわからなかった。

相当狂ってる…。僕は頭の中でそう思った。

お金は入っていたが、流石にお金を取るほどお金に飢えてはいない。

財布は手がかりとして僕が持ってきたカバンの中に入れた。

そして、さらに奥に行くとみんなが「それ」に気づいたのか同時にみんな固まった。

かすかだが匂いがする。

そう、またあの時と同じ…死臭がするのだ…。

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また好評だったら続くかも?

music:1

Concrete
コメント怖い
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yumerotaanさんコメントありがとうございます!!

続編ちょっと強引なとこが多かったですけど見てくれてありがとうございます!!!!!

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続編だー(((o(*゚▽゚*)o)))
続き読みたいです∩^ω^∩

頑張って下さいね(σ≧∀≦)σ

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