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ここには、七つのアメがあります。
それぞれ、今までにない人生が味わえます。
お金持ちになりたければ、金のアメ。
アスリートになりたければ、黄のアメ。
キレイになりたければ、赤のアメ。
かっこ良くなりたければ、青のアメ。
頭がよくなりたければ、緑のアメ。
男になりたければ、銀のアメ。
女になりたければ、白のアメ。
あなたなら、どうしますか?
『じゃあ、金のアメください。』
『ありがとうございました。』
俺は、店を出た。
『ホントに金持ちになれるのかな……。』
アメを口にする。ほんのり甘い味。
俺は、何故、3万円もするアメを買ったかと言うと、先月、バイト先で同僚の話を聞いた。
『やべ〜、今月ピンチだわー』
『じゃあ、上杉3丁目の路地裏に行けば?』
『なんで?』
『なんか、普段は、見えないんらしいんだけどある日、ポツリと、店が現れるんだって!。で、そこには、七色のアメがあって、お金持ちになれるアメとか、あるらしいよ。』
『なんかうさんくさいな…。』
『試しに行って来たら?明日、給料でるし!』
『金かかるのかよ〜』
『数万するとか…、俺のダチからが聞いたんだが、なんでも、あるホームレスが1年前に拾ったカバンに入った大金を見つけたみたいだよ〜、その後どうなったが知らないが、多分今は、金に不自由しないんじゃね?!』
『マジかっ』
って感じで買いに行った訳なんだ。
その日は、寄り道せず、家に帰った。
『ピピピピッ‼︎』7時に目覚ましがなる。
今日は、休みだからまだねてようと布団に入った。
『ピンポーン、ピンポーン』ドアフォンがなる。
『はーい』
渋々起きで、玄関に向かった。
『クロ犬宅配便です。ここにサインお願いします。ありがとうございます!』
荷物は、白い包み。
『なんだこれ…』
開けてみたら、どうやら、懸賞に当たったらしく、商品は、クルマとの事。
でも俺は、免許なんてねーから、金に変えれるかもと店に行った。
ミニグーパーだったのでまあまあの金額に変えた。
驚いたことに、俺は、プチお金持ちになったのだ。
もちろん、お金の使い道は、キャバだ。
数時間後、
あっという間に、100万使ってしまった。
残りは、とっておこうと、思った。
飲みすぎたのか、つまづいてしまい、そこに、お札が一枚落ちてることに気づき、持ち帰った。
『ピピピピッピピピピッ』7時の目覚ましに目を覚める。
昨日、帰って来てから、そのまま寝てしまい、気づいたら、朝だった。
タバコを吸おうとポケットに手をやる。
『クシャッ』
それは、宝くじの券だった。
つまづいた時に、お札と間違えて持ってきたんだ。
俺は、ハズレ券だろうとおもったが、当たってたらどうする?と思い、スマホを手に調べた。
『まさか!さっ3億!!間違いない!!』
ピッタリ番号が一致していたのだ。
とっさに交換しに、銀行に向かった。
俺は、仕事をやめ、一週間遊びまっくった、お金は、沢山ある。
ニュース
今日、15時頃、アルバイト従業員26歳、男性が遺体となって発見されました。外傷はなく、口の中には、金のアメが含んでいたと言うことです。
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この男性は、亡くなってから、およそ一週間が経過してるとゆうことです。警察は、毒物による事件としてみているとのことです。
作者☆さとりん☆