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短編1
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走る、眠る。

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少女は進むほどに暗くなる夜道を走っていた。

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ーあぁ。あとどれだけ走れば良いの?

少女が問う。

ー君がこの闇と等しくなるまでさ。

風は言う。

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ー私は、どうすれば闇と等しくなれるの?

少女が問う。

ーこのまま走り続けてごらん。

風は言う。

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ー私はどこを目指しているの?

少女は問う。

ー永久の安らぎだよ。ほら、もうすぐ。

風は言う。

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ーあぁ、もうなにもかも見えない。

少女は言う。

ーそれでいいんだよ。

風は言う。

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ー...

少女はもうなにも言わなかった

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その日1人の少女は家族に見守られ、長い昏睡状態の末、ついに永久の眠りについた。

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神判 時 さん、コメントありがとうございます。
怖いって思うものって本当に人それぞれですよね。
私の話も誰かの"怖いと思うもの"になれればいいな。と考えております。
怖いと言ってもらえて嬉しいです。

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もやしさん“怖い”ありがとうございます。もやしさんも哲学的なシュールな怖さがありますね

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白うさぎさん、コメントありがとうございます。
私は夢の中で1日を過ごして、ふと目覚めるとベットの上で混乱してしまう事があります。
そうすると、だんだんどっちが本物かわからなくなってきたりもします。笑
夢って、複雑ですね。

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眠るのって怖いですよね。
あんまり長い時間だと、とくに。。

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