地縛霊(自縛霊)
死んだときにいた場所や建物から動かずにいる霊魂を指す。
表記は「自縛」「地縛」の2種類ある。
「自縛」は、恨みや憎悪の感情などから凝り固まった精神状態で亡くなった人が、死んだ場所を自らの強い意志で動かないと決め存在しているものだ。
他方「地縛」は、土地や建物への怨念からその場を離れられずにいる魂のことである。
地縛霊(自縛霊)は厄介な霊のひとつである。霊障を受けると事故にあう、自殺を図ろうとするなどの深刻な事態になる場合がある。
自分が死んだことを理解できない人や、受け入れたくない人の魂が地縛霊(自縛霊)になるらしいです
地縛霊(自縛霊)に取り憑かれやすい人
地縛霊(自縛霊)は、自分の死を認められずに成仏を拒んでいる霊だ。
本来居るべきところへ行かずにいるため仲間もおらず、常に孤独で寂しい状態にある。
そのため、自分と同じような寂しさを抱えた人を見つけると取り憑き、無理やり引き入れようとしがちだ。
以下、霊障をいくつか挙げる。
全身の倦怠感
高熱が出る
半身が痺れる、頭痛がする
夢遊病のようになり自殺的行為をする
自らの意思に反した行動を取る
などが挙げられる。
これからする話は同じ職場で働いてるNさんから聞いたはなしです。
自分は現在愛知県の車関係の工場で働いています。沖縄からここに来て早1年半がたちました。
自分は県外で働く事が初めてで最初の頃はうまく働いていけるのか!?右も左もわからない土地で一人で誰も知らなくて孤独感で寂しさや不安でいっぱいでした。
出稼ぎで色々な県の人がこの工場には働いています。
自分もその中の一人で多分最初の頃はみんな不安でいっぱいだと思います。
仕事は製造業でラインと呼ばれる作業でまるで人間が機械のように毎日一つの同じ作業を繰り返し行う仕事で慣れるまでは精神的に病みます。
その分待遇はとても良く県外の人は会社の寮で住むことが出来て、家賃は1万円で水道代電気代込。
部屋はワンルームで家具付きととても素晴らしいです。寮はN寮、H寮、T寮があり自分はN寮で住んでいます。
最近から自分は怖話のサイトに投稿し始めて…ネタが欲しいと今日悩んでいた所、目の前にちょうどNさんがいたので何か怖い話を知らないか聞いてみました。
Nさんは自分の年下ですがこの仕事を8年しているベテランで仕事の先輩である。
性格はマイペースで小さい事は気にしない。いい意味で大雑把で頭は良いがアホをするムードメーカ的なやつです。
「じゃあ自分が寮にいた頃の話で」とNさんは答えた。
自分はネタが見つかったとニヤリ。
Nさんは正社員で現在は嫁さんと息子と3人で社宅に住んでいるが昔はH寮に住んでいたらしく。
寮はABC棟の3つに分かれていてNさんはC棟に住んでいたそうです。
「寝ていて夜中にふと目が覚めた。あれ?体が動かない…目は動く。視線を下に向けると…青い帽子に青い作業服を着たおっちゃんが下をうつ向いて。…ぶつ…ぶつ…ぶつ。何か呟いてる!?てか何これ?意味わかんねー…」
気がついたら朝になっていました。とNさんは答えた。
何か…物足りないと自分は感じさらに聞いてみた。
他は…
「赤ちゃんの鳴き声が聞こえたり…金縛りにあったりは頻繁に」てか別に気にしなかったら普通に過ごせますよ 。とNさんは答えた。
あいかわらずいい性格してるなと自分は思っていると…
「あ、あと幽霊とは関係無いけどベランダから飛び降り自殺は3回ありましたよ…しかも全員何故かC棟の人」とNさんは答えた。
さらにH寮の後ろは墓地で…C棟に住んでる人はうつ病が多かった事を教えてくれました。
この話を聞いて自分なりの解釈としてはNさんは精神力が強く地元の人だから別に大丈夫だったかなと…
工場の仕事は期間社員として雇われているので人の入れ替わりが激しいです…H寮で飛び降り自殺があった部屋はもちろん今も別の人が住んでいます。何も知らずに…。ずっとそばにいるのも気づかないまま…。犠牲者がでなければいいですね。
あ、ひとつNさんが言っていた事を書くの忘れてました…自殺の話を知っている人達の間では。
「死棟(C棟)」
と呼んでるそうです…
作者ゆうちば
自分の寮から500メートル離れた場所にH寮があります。ネタ欲しさに行こうと思ってしまいましたがチキンなので3秒迷ってやめました…