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短編2
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おじいさんと僕

実話です。

music:1

僕はスーパーの店員をしています。初めて1年ほどになるのですがこの話はネタにしていいのかどうか迷うところです。

ある日いつものようにレジ打ちをしていました。

少し混んでいるお昼ごはん前の時間より少し早い午前中でした。

主に卵とたくさんの栄養ドリンクを買ったおじいさんがいました。

普通に会計を済ませて

次のお客さんの会計しているときに

急に先ほどのおじいさんがこちらへ戻ってきました。

おじいさんは会計済みの商品を指差しながら少し照れたような表情で

「これここに置いといていいかな?すぐ取りに来るから」

私は瞬時に察しました。

車に乗せるのだろうと

「はい大丈夫ですよ。見ておきますので」

そうおじいさんに言うと

おじいさんはにっこりして満足そうに店から出て行きました。

おしまい。

sound:24

のわけはありません。

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music:2

おじいさんは商品を取りに来ると言っていました。

それもすぐに来ると言っていました。

なのに10分経っても一時間経っても

結局その日の僕の終業時間までおじいさんは来ませんでした。

その時は単純に忘れてしまったのかな

とだけ思っていたのですが。

家について休んでいました。

昼の2時頃不意に

市内放送が流れました。

迷いびとの放送でした。

よく流れているので

軽く聞き流していると

特徴を説明するところで

不気味にも

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shake

年齢、性別、服装が

記憶のおじいさんと一致していました。

まさかそんな、、

愕然としました。

wallpaper:1135

偶然であってほしいと思いました。

しかし何か事故に巻き込まれたということも想像していたのです。

一体何があったのでしょうか。

次の日もおじいさんは来ません。

商品が悪くなりかねないので

メモを取って商品棚に戻しました。

数日経っても数週間経ってもおじいさんは来ません。

music:5

wallpaper:1182

ついには他の店員達の記憶からも

消え去ってしまいました。

僕だけは覚えています。

おじいさんと約束しましたから。

でもおじいさん、あなたは覚えていますか?僕との約束を

おしまい

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