【重要なお知らせ】「怖話」サービス終了のご案内

中編5
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ゲームのお話

ゲームって霊とかを呼び寄せることがあるんだって

そんな話を聞いたことはないだろうか

これはゲームをやっていた少女の話

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「ねぇ、あの話知ってる?」

「なんの話?」

「例のゲームの話だよ」

「あぁ、あれね」

(またその話か•••)

ここ最近よく聞く都市伝説みたいなやつらしい

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なんでもあるゲームをすると呪われるとかなんとか•••

「今度は1組の斎藤くんがいなくなったみたいだよ?」

私も最初は半信半疑だった•••

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「ただいまー」

「あらおかえり葉月。あんた宛にまた小包が来てるわよ。」

といって渡されたのは通販会社の箱だった。

「まったく、ゲームばっかしてないで勉強もちゃんとやり•••」

(こんなの頼んだ記憶ないんだけどな•••)

母の言葉を途中で切り、私は部屋に入った。

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よくみるとこの箱なにかがおかしい

そもそも笑ってる筈のロゴが笑ってない

私はすぐに開けてはいけないと察知した

しかし好奇心には勝てなかった•••

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ビリビリビリ•••

箱を開けてみると中にディスクが一枚と紙が入っていた

紙には

「このゲームは-※文字化けしいて解読不能-対応-※-種は○○で-※-です。どうぞ-※-しみ-※-さい。」

ほとんどが文字化けしていてとてもよめるものではなかった

でもこのディスクがゲームであること、この機械を持っていることだけはわかった。

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午前1時

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さっそく、このゲームをプレイしてみることにした。

「古い機械だから、動いてくれるといいんだけど•••」

オープニング画面がつきゲームのタイトルがついた

「••• ••• •••なにこれ?」

そこには夏休みを題材にしたあのゲームみたいなのどかな風景とタイトルが映っていた。

ボクの•••が最期の•••になってる以外は何一つ変わらなかった

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さっそくスタートを押し

名前を入力•••

「めんどくさいからはづきでいっか」

名前•••はづき

男女選択•••女

日付•••

「日付?」

日付を押すと7月27日から9月1日まであった(9月1日には始業式と書いてある)

そして8月の最終日が32日になっていた

「8月って31日までじゃなかったかな•••

おもしろそうだし早く終わらせたいから32日からでいっか」

日付•••8月32日

この内容でいいですか?•••はい

スタート

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••• ••• ••• •••?

始まらない

スタートをもう一度押してみる

••• ••• ••• •••

始まらない•••

スタート•••スタート•••スタート•••

始まらない•••

何度やっても始まらないので一度電源を落としてみた

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午前2時

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カチッ

オープニング画面•••タイトル•••

「!?」

そこにはさっきまでののどかな風景とは別の異様な風景が映っていた。

「なに•••これ•••」

スタートらしきボタンを押すと元ののどかなゲーム画面に戻った。

(さっきのはきっとゲームのバグだ•••)そう思うことにした

ロードを押し『はづき』のデータを選択してスタートボタンを押す•••

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スタート

かわいらしい女の子が出てきた

『初めまして『はづき』です!!

今日は8月32日※曜日です。今日もいっぱい遊ぶぞ~!!』

曜日が聞き取りにくかったのは気のせいだろうか•••

『今の時刻は4時44分44秒 です』

時計はおかしいようだ•••

(にしても不吉な数字だな•••)

『操作説明をするね!!••• ••• •••

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一通り操作説明をされたので歩かせてみたはいいものの•••

「なんか画面を見てると気持ち悪くなる•••」

けして、よってるわけではない

なんか怖いのだ•••

たまに出てくる文字化けやグラフィックのバグの所為もあると思うが•••

この画面の一つ一つに狂気が含まれているみたいで•••

しかも部屋の中に何かがいる気配もしている

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『みーつけた!!』

「!?」

確かに今後ろでなにか声がした•••

画面でははづきと名乗る少女がかくれんぼをしている場面である•••

一つおかしいのは、一人であること•••

『次は私が隠れるね』

••• ••• ••• •••

カタッ•••カタッ•••

なにかが近づいている下から

カタ•••カタ•••カタ•••カタ•••

••• ••• ••• ••• •••

『お~わりっ!!次は何をしよっか!!』

「終った•••」

気づいたら汗だくになっていた

『選んでね

・かくれんぼ

・鬼ごっこ

・お手紙』

順番に行くか•••

鬼ごっこを選んだ

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男の子2人とはづき含む女の子2人での鬼ごっこが始まった

どうやら私は鬼らしい

『つーかまーえた!!』

その声と共に女の子が画面から消えた•••

『つーかまえた‼』また一人

『つーかまえた‼』また一人•••

気づいたら一人になっていた

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『次は何をしよっか!!』

『選んでね

・かくれんぼ

・鬼ごっこ

・お手紙』

最後に残ってるお手紙を押した

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ピロリン

「!?•••なんだメールか•••ビックリさせないでよ‼まったく•••」

『はづきちゃん!!今ね○○スーパーのところにいるの!!あーそーぼ‼』

○○スーパーは隣町のスーパーのことである

ピロリン

『はづきちゃん!!今ね□□コンビニの前にいるの‼あーそーぼ!!』

(近づいている!?)

ピロリン

『はづきちゃん!!今ねはづきちゃんのお家の近くにいるの‼あーそーぼ‼』

ピロリン

『はづきちゃん‼今ねはづきちゃんのお部屋の前にいるの‼あーそーぼ‼』

ピロリン

「もうやめて!!」

携帯を放り投げた

••• ••• ••• ••• •••

ピロリロリン ピロリロリンピロリロリン

「電話•••?」

ピロリロリンピロリロリンピロリロリン

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ピロリロリン ピロリロリン ピロリロリン

携帯には『非通知からのお電話です』と書かれていた

押してはいけないとわかっていたが身体が勝手にボタンを押して出てしまった

「もしもし•••」

『はづきちゃん‼今ねはづきちゃんの後ろにいるの!!あーそーぼ‼』

「えっ•••」

からだ中に鈍い痛みが走った

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『電話に出ちゃダメって書いたのになぁ•••』

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翌日

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「ねぇ、聞いた?今度は4組の葉月さんが行方不明になったみたいよ」

「知ってるゲームの最中にいなくなったんでしょ」

「なんでもケータイのメールにはどこのだれかもわからない人から『電話にでるな』って残ってたみたい」

「あとテレビにゲームオーバーって書いてあったんでしょ」

「そうそう、でもゲーム機の中にはディスクは入ってなかったみたいよ?」

「なにそれこわーい‼」

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