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中編3
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舌打ち…

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初めての投稿です。

読みにくかったらすいませんf(^_^;

これは、俺が学生時代を過ごした広島で体験した出来事…

当時、貧乏学生で車も持っていなかった俺は、いつも2歳年上の当時の彼女の車で出掛ける事が多かった。

そんなある夏の日、彼女からメールが入った。

彼女『今日、飲み会があるんだけど終わったら連絡するから迎えに来てくれない?』

俺『いいけど、車?』

彼女『車の鍵、いつもの所に置いとくからよろしく』

俺『了解。終わったら連絡して!』

こんなようなやり取りがあって、講義を終えた俺は自分のマンションに帰宅。(賃貸ですよ(^o^;))

玄関ポストの中の彼女の車の鍵を取りだし、連絡が来るまでの間一眠りする事に。

かなり寝てしまった様で目をさますとすでに時計は22時!Σ( ̄□ ̄;)

慌てて俺の部屋から路面電車で2駅離れた彼女の車が停めてある駐車場に向かい、車に乗り込み最寄りのコンビニで待機する事に。

11時半頃に彼女からの電話があり、指定された場所に迎えに行き、彼女を乗せて出発。

すぐにどちらかの部屋に向かうと思ったら、

彼女『ごめん。ちょっと寄りたいところがあるんだけどいい?』

俺『いいよ。どこ行くん?』

彼女の告げた行き先はとある港。

俺『は?そんなとこに何しに行くん?』

彼女『出るんだって!』

俺『・・・。俺そういうの嫌っていってるやん』

ほろ酔いでテンションの上がった彼女は俺の言うことなど聞くはずもなく、嫌々ながらそこへ向かうことに…

小一時間車を走らせ、その港に到着。

言い出しっぺの彼女は夢の中…

ホントにどんだけ人を振り回すんだろうと思いつつ、彼女を起こした時でした。

全身に鳥肌が立ち、首の付け根の辺りを締め付けられルような感覚…

俺が何かしらの不思議体験をするときに起こるこの症状…

俺『ヤバい、起きろ!』

彼女『着いたの?』

俺『今、ホントにヤバい!とにかくここから離れるぞ』

そんな会話をしてた時でした。バックミラーに後ろから来るバイクらしいヘッドライトが…

近づいて来るにつれて、何故かヤバいって感覚。

そのライトが気になって、ミラーばかり見てると、それに気づいた彼女が後ろを振り向き

彼女『ねぇ、あのバイクおかしくない?

スピード凄いよ…』

わかってる。いくら見通しのよい直線道路とはいえ、近づいて来るスピードが半端じゃない!

この車だって、相当スピード出てるのにみるみる近づいて来るライト。しかもバイクだと思ってたけどそれにしては光がデカ過ぎる!

ヤバい!もうすぐ後ろに付かれてる。この距離で何で姿が見えない?何故ライトしか見えない?

ヤバい!ぶつかる!!!!!

そう思った瞬間、その大きな光は俺たちの乗る車の運転席と助手席の間を物凄いスピードと低い唸り声のような音を響かせて通り抜けていきました…

俺は路肩に車を停めて、パニックになった彼女を落ち着かせて俺自身も冷静になろうと必死でした。

必死で冷静な自分を装って、

『とりあえず、帰ろう。』

そう彼女に声をかけた時、彼女はゆっくりと顔を上げ、

『チッ!』

彼女の声ではなかったと確信しています。

男性の声のように聞こえました。

その後、気を失なったように助手席で眠る彼女にびくびくしながら自室に帰りました。

帰宅後に目をさました彼女に聞くと、光が通り抜けていった後の事は一切覚えて無いようでした。

それから、俺にも彼女にも何か起こるということはありませんでした。

彼女とはその後別れ、それ以降連絡も取っていません。

何事もなく、幸せに過ごしていることを願っています。

長文、乱文すいません。

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