短編2
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家族の暴挙

私の家族は血筋なのでしょうか、何故か霊感があるようです。

父、姉、双子姉、私、違いはありますが各々何か持ち合わせているようで…。

今回はそんな家族の面白心霊エピソードを披露させて頂きたいと思います。

小学校低学年の無邪気な頃でしょうか。

当時住んでいたマンションで、度々小さいおっさんを見かけましたw

今ですとネットで小さいおっさんと検索をすると多くの話がヒットしますが、当時はまだネットも今ほど普及していませんでした。

幼い子供達はその外見の可愛らしさ?珍妙さ?から恐怖心を抱くことなく、妖精の類いと思いむしろ一緒に遊んでもらっていました。

我が家に住み着いていたおっさんの外見は、バーコード頭に肌着とステテコ+腹巻きといかにもな風貌でした。

遊んでもらっていたというと可愛らしい表現なのですが、その実は。。。

無邪気でした!本当に無邪気だったんです!!

おっさんは何をする訳でもなく、家族に害をもたらすことなどもなく、机や箪笥の引き出し、押入れの隙間などに佇んでいました。

見始めた当初は大変驚かされました。

ですが人間には順応性があります。

慣れた頃にはおっさんは最早私達のオモチャに。

姉妹の間では誰がおっさんを1番初めに捕獲するかで、日々熾烈なバトルがくり広げられていました。

そんな姉妹の必死さにおっさんもビビっていたようで、彼のあの困惑の表情は大人になった今でも鮮明に覚えています。

必死に追う姉妹、必死に逃げるおっさん。

おっさんを巡っての姉妹の血で血を洗う熱いバトル。

だがしかし、そこはマンション…。

きました、はい、苦情が。

子供の遊びと傍観していた父も痺れを切らし、元凶のおっさん討伐へ。

宵闇家VSおっさん!

おっさんも大きいおっさんの父には勝てず、遂には捕獲されてしまいました。

父はおもむろにおっさんを掴み、マンション6階のベランダから華麗にオーバースロー!!

こうしておっさんとの日々に終止符が打たれました。

その後、家族に何か不幸があった訳でもなく、謎のままおっさんは宵闇家を旅立って行きました。

大人になった今、大変申し訳ないことをしたと反省しております。

おっさんの幸福を願い、これにて終わらせて頂きます。

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仲間さん

過去の話まで読んでくださり、また怖いを付けてくださりありがとうございます!

完全に子供達のオモチャにされてましたからね( °Д° )
座敷童ではなく座敷親父になってしまいますね(笑)
このおっさんは不幸を呼ぶでもなく、幸運を運ぶではなく、ただの居候で何のためにうちにいたのかは不明です。

返信

過去の怖い話を一から読んでおります。

この話は小さいおっさんに申し訳ないが、非常に笑えた(笑)
そして、このような類に子どもの男女は関係ないな・・・
オモチャになってしまえば、オモチャは阿鼻叫喚

もしかしたら、小さいおっさんは座敷童なのかも?と思ったけど、座敷童って「童」つまり、子どもですもんね

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りこさん
怖いをつけて頂いた上、コメントまで頂き大変ありがとうございます!

害をなす訳でもないおっさんに危害を加えてしまい、今となっては悔やまれます…。
せめて冥福を祈りたいと思います!
ん?冥福って死んじゃってますよ(笑)

返信

おっさんのご冥福をお祈り致しますw

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鏡水花さん
こんなしょうもない話に怖い&コメント大変ありがとうございます!
怖い話が沢山ある中、箸休めになればと。

私もその後のおっさんは気になっています。
願わくば、穏やかに暮らせる住処を見つけ、平穏無事に過ごしていればと…。

こんな暴挙はまだまだ可愛いもので、宵闇家はさらに暴走していきます(笑)
そんな話もいれず投稿出来ればと思っております(^O^)

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面白い!!

ところで、そのオッさんは何処へ(T▽T)?ww

悪さをする訳でも、幸せを運んで来てくれる訳でもなく、ただそこに居ただけ…なんですね( ̄▽ ̄)ww

そして、小さいオッさんも大きいオッさんには勝てなかった…

ちょっと可哀想でも有りますが、ごめんなさい(^_^;)

大笑いしてしまいました(⌒▽⌒)ww

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