近所の近くに玄関口が2つ存在する家があった。
その家は夜になると明かりが常についており、朝方になるまではずっと明かりがついていた。
普通なら普通の家だと思い込むところ、その家は昼間に来てみると驚く光景が広がっている。
その家は草がボウボウでガス管もなければ、木板のようなもので窓や玄関に打ち込められている。そのほかにも玄関が表と裏の両方ついており、表からは表札がついているものの、裏からは表札がなく鉄板のようなもので塞がれていた。
この家には何かあると踏んだが自分は、その家のことを調べようとは思わなかった。
あくまで他人の家であり、調べようなどとこそ泥のような手は使わない。
ただ、通勤で通り抜けるこの家を通るたびに調べたくなってしまうのところは内緒だ。
作者退会会員