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短編2
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作者の守り神

それは死神と俺の日常を書いていた時だった。

キーーーン。耳鳴りだ…。

いつもは気にしない耳鳴りが、今回ばかりは気になった。

書く手を止めて部屋を見渡す。

YouTubeのゲーム実況の音しか聞こえない。

ふと、思いついた言葉を口にする

「いるんだろ?姿を見せろ」

再び、キーーーーン。強い耳鳴り。

その耳鳴りは受け答えをするかのように続く。

「何の用だ?邪魔をするなら覚悟するんだな。」

その質問の返事はない…。

それから数日経った、ある日の出来事。知り合いの、チョット霊感ある友人が遊びに来た。

「あれ?幽霊が消えてくんだけど?」不思議そうに俺に聞いてきた

「は?幽霊が消えてく?っていうか憑かれてたのかよ!」

友人は笑いながら

「わりィわりィ( ^ω^ )憑かれやすくてさー( ^ω^ )、でも助かったよ。」

俺はコーラを飲みながら

「助けた覚えはないけどな。」

友人は俺の後ろを指差して

「お前の蛇のお陰だな( ^ω^ )」

俺は後ろを振り返り

「蛇?」

友人は笑いながら

「蛇って珍しいんだぜ」

話の内容が分からず友人は俺に提案する。

「今からさ、凄く強い霊感がある友人と心霊スポットに行くんだけど行こう!」

俺は別に怖い話のアイディアの種になればと思い付いていった。

心霊スポットに着くや否や

友人が震えだした

「チョットヤバいかも…ここって○○○社だろ…無人の…」

霊感の強い友人は

「シッ!霊達が騒いでる。」

俺は懐中電灯を照らし立ってると

「幽霊達が消えてく!?なんで?」

俺はあくびをしながら懐中電灯を照らしてると友人が俺に問いかける

「その蛇はなんなの!?」

俺はわからないと答えると

「そうか…あなたの蛇が霊達を食べてるのか…でも、どうやって?」

俺は死神と俺の日常の続きを考えていた。「次は沖縄編だろ?次は…」

友人二人は開いた口が塞がらず

「幽霊が一人残らず、蛇に喰われた…ここはもう心霊スポットと呼ばれなくなるね」

それから数分後に車に戻り

死神と俺の日常を書き始めた。

あれから何日かが経って

霊感が強い友人から

「○○教に入らないか?」って

宗教勧誘の電話が来るようになった。

とうとう俺は、その友人にブチ切れた

「俺は金を生み出す道具じゃない!恥を知れ!」って

だってさ、興味ないもん。

他人の力を利用しようとする奴は

悪者か、独裁者だ。

でも、誰かの力を借りるのは悪いことじゃない。

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