『それで、…なんだよ。え!それ、本当か?へぇ〜…』
突然かかってきた彼からの電話。久しぶりすぎるせいか、自室で結構長く話し込んでいた。
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…プッ
…ププッ
__ん?
…プツッ
…ッポン!
電話の奥からギターの弦を弾くような音が聞こえた。
(ギター弾きながら、電話してんのか?こいつは。)
そう思いながら話していた。
が、微かに聞こえていた音は少しずつ大きくなってきた。
…プ…プツッ
…プ…
……ポポッポン!
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耐えかねた私は
『ねぇ__』
そう、言いかけた時。
ツーツー…
画面を見れば“通話終了”不自然なタイミング。
『私、今、話そうとしたよね⁇』
と呟きながら、すぐさま掛け直すと
「何で、今切ったの⁇」
と彼は言ってきた。
__?私は、切るどころか、話そうとしていたはずだ。
話を聞けば、私がいきなり切ったと言う。互いに話が食い違い、状況が全く分からなかった。更に、最悪なことに彼の声が異常なほどに小さくなって、ほとんど聞こえないのだ。
何とかして声を聞こうとボリュームを最大にするが全く駄目。
__なぜだ?
この時も、さっきの謎の音はする。しかも、その時より大きくなって。
『さっきから気になっているのだが、ギター弾きながら話すのをやめてくれ。』
「え?」
『だから、弾くな!』
「弾いてないぞ?っていうか、音って何?聞こえないよ?」
__んんん?
おかしい。はじめは、ケータイの故障かと思った。が、調べても特にどうということはない。それがわかったのは、自室を出た時だ。自室から一歩外に出ると普通なのだ。つまり、自室にいると何かしら事故るわけだ。
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私の部屋は、日常的に本棚から本が落下したり、物が移動してたりする。勿論、それらは整頓してある。しまいには、誰かの歩き回る音もする。だから、次第に気にしなくなった。霊感があるとはいえ、意識してまで見るつもりはないし、家族は「居ない」と言う。それが、当たり前だった。
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が、今回は異常だった。弦を弾いているような音に混ざり、彼とは違う声が聞こえた。彼も私も自室にいたため、誰もいない。
彼は「またかぁwコエェ」と電話の向こうで笑っている。
『笑うな!…まぁでも、慣れたし、良いよ。話。遮って悪かったw』
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…プッ…ポン!(ゆ…い…)
…ププププッ
…ポポポポポン!(………い!)
…プツップッ(…さ……!)
…ゆるさない…ゆるさない…ゆるさない!
…ッポン!
__私が何かしたのだろうか?
作者Faust
お久しぶりです。Faustです。
文章が難解かもしれないですね。すみません(((
実は、これ、書いてる時も電話が来て全く似た状況だったんです…
それと、最近来れなかったのは、コレを開くたびに色々厄介なことになってましたw
直接的な害が無さそうなので、放置してます…