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中編3
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死神と俺の日常 #28

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部屋に現れる珍客

music:7

「あーーー。晴れてくれないかなぁーーー」

俺は窓から外を眺めボソボソと繰り返していると

死神が外から窓の下からニュ〜っと

金魚帽を被って現れた。

music:1

(´・Д・)「あーーーーー。晴れてくれないかなぁーーーー。」

無視されたことに死神はムッとしたのか「おい!反応しろ!なんか可哀想な奴みたいになるじゃないですか!」

(´・Д・)「あーーー。晴れて…」

(♯`∧´)「おい!」

俺は変な気配を感じ振り返る

部屋の扉を開き入ってくるシーサーの顔をした仲居さんが現れた

「あのー、今夜の夕食は何に…」

すぐに俺はシーサー男を凝視して

叫ぶ

「おすわり!」

シーサー男はびっくりした顔で

∑(゚Д゚)「正体がばれた!?視えるんですか!!」

すると死神は壁をすり抜けて部屋に入ってきた。

「いや〜外は風が凄…シーサーだ!」

死神の声に気付きシーサー男が死神を見て頭を抱えて怯え出す。

「まだ死にたくないー!もうちょっと生きていたいー!」

死神は俺に指を差して

( ^ω^ )「大丈夫!あっちに取り憑いているので!」

俺は死神の人差し指を掴み捻る

「指を差すな」

「イタタタ!わかりましたから、離して」

シーサー男は少し笑い

( ^ω^ )「いやー死神さんは、死神らしくないですね」

死神はカチンと来たのか

「死神らしくない、だと?」

シーサー男は笑いながら

「死神と言えば骸骨のイメージがありましたので、それで死神らしくないと」

俺は頷きながら

「そうそう、死神のクセに臆病だし、金魚は好きだし、残念すぎるよな!あはははは」

死神はムッとした顔で

「金魚は正義!死神、舐めんな!」

俺と死神の喧嘩が始まり

弟がカバンからピコピコハンマーを取り出し仕切り出す。

「さあ、始まりました。叩いて被ってじゃんけんぽん喧嘩。」

5分後

激しい戦いを繰り広げ俺が勝った

「俺が負けるなんてことはあり得ない\(^o^)/」

死神はブツブツ言いながら体育座りをしていた。

シーサー男はポケットからプリンを取り出して、死神に渡す

「よかったら食べて下さい( ^ω^ )」

死神は涙を浮かべて

「ありがとう、シーサー君。」

シーサー男は死神の肩をポンポンと叩き、挨拶をしてから部屋を後にした。

俺と弟は風呂に入りに部屋を出た。

死神は外を見ながらプリンを食べていた。

(=^x^=)「このプリン美味しい!帰りに買っていこう!」

その頃、風呂場では…

(´・Д・)「え?」

(´・Д・)「ナニコレ」

見渡す限りのシーサー!シーサー!シーサー!シーサー!シーサー!

そこへ仲居のシーサー君が

「ここではシーサーのお客様が大半でして( ^ω^ )」

すぐに風呂から上がり着替え始める

部屋に戻る途中に聞いたことある声が宴会場から聞こえた。

(=^x^=)

「は〜るばる来たよ、沖縄〜」

死神は知らない人たちの宴会に参加して変な歌を熱唱していた。

俺は弟の肩を叩き

「部屋に戻って菓子でも食って寝ようぜ」

数時間後…死神が俺たちを起こさないように部屋に入り、眠った。

翌朝…

(;´Д`「ふぁーよく寝たよく寝た」

(~_~;)「おはよう」

死神がむくりと起き

「おはようござ8+$°<9〒」

天龍源一郎さながらの、かすれた声で

俺たちの眠気は吹き飛んだ

朝から腹を抱えて爆笑する俺を半開きの目で見て

「あぁ〜完全にお酒と歌で声がつぶ*×¥♪°6」

豪快に爆発している死神の髪型、そして天龍源一郎並みの声。

二日目の楽しい沖縄が始まる

次はどんなハプニングが巻き起こるのか…

めでたし、めでたし、続く。

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