music:7
この話は
昔拾った箱の続きになります
読み難いとは思いますが
よろしくお願いします
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music:1
Y「H、最初に拾った時の状況を
詳しく聞かせろや」
私「あいよー」
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music:3
その箱を見つけたのは5年前
私は心霊や妖怪
そして宗教の研究を仕事の合間にしていた
目的地に着いたのは昼の1時
周辺の住民に聞き込みをして
その家に入った
それは都内の某所で活動していた
いわゆるカルトと言われる
宗教団体の跡地の一軒家にあった物だった
その箱は
祭壇の上ではなく
裏に保管されていた
大きさは指の先から肘くらいの大きさ
見た瞬間に
明らかに異質な存在感を放っていた
鍵がかかっており開かない
中身が見たい
開けたい
開け
開け
開け
半狂乱になって
鍵を壊そうとして
ブチっと音がして我に返った
Yと一緒に修行をした時に
和尚様からもらった数珠が
バラバラになり手首から落ちた
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冷静になりよく見ると
危険な香りがした
予感や予想ではなく
確信に近い
自分1人ではどうすることも出来なそうだ
仕方ないYと相談しよう
Yに電話をして
風呂敷に包み
電車に乗って
Yの家に向かう
sound:24
しばらく電車に揺られていると
電車が急ブレーキをかけた
そして
ドーン
途中で電車に衝撃が走った
周囲で
ザワザワと小声で話している
車内アナウンスが流れた
「ご乗車のお客様にご案内いたします
この電車は人身事故のため
次の駅でお乗り換えください」
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困った
仕方ない
次の駅で乗り換えるために電車を降りる
sound:32
Yから着信が入る
Y「おい?まだかよ
駅で待ってるんだけど?」
私「人身事故だっていうから乗り換えだよ
もう少し掛かると思う」
Y「マジかーもう少し待ってる
近くなったら連絡して」
ブチ!
電話が切れた
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乗り換えの電車が来た
ホームの椅子から立ち上がり
電車に乗った
席はガラガラだ
連結部分に1番近い座席に座って
本を読み始めた
だが
突然、猛烈な睡魔が襲ってきた
眠い
目を閉じた
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「次は〜〇〇
〇〇に止まります
お乗り換えの方はこちらでお降りください」
アナウンスで目が覚めた
電車に揺られているうちに
いつ間にか寝ていたようで
ボーっと辺りを見回した
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………
……
…
寝過ごした
しまった
だいぶ寝ていたようだ
上の網棚を見ると
sound:18
ない
箱がない
焦って探しても見つからない
仕方なく電車を降りて
電話をかけた
Y「あいよー?まだかー?」
私「ごめん寝過ごした」
Y「あぁ?」
私「しかも箱がなくなった」
Y「んだと?今どこだ?」
私「〇△駅」
Y「大した距離じゃねぇな
わかったそこで待ってろ」
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数十分の間待っていると
駅員を後ろに2人連れて
Yがきた
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そのあと駅員と話して
置き引きだろうと言われて
Yの車に乗って走り出す
直ぐにYが口を開いた
Y「逃げられたな」
私「なにが?」
Y「除霊するつもりだったんだろ?」
私「うん、あれは素人じゃ危ないもの」
Y「だから逃げたんだろうよ
まぁ縁があったらまた見つかるだろ」
私「でも、あの箱は危ないぞ
中にめんどくさい者がいそうで」
Y「仕方ねぇよ
とりあえずお守りなくなっただろ?
代わりを用意せんと」
私「ありがとう」
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長くなるので続きます
作者T-HIRO
すいません
上手くまとまらなくて長くなりすぎてしまってます