短編1
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ぬいぐるみ

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パパ、ママとも共働きで

私は小さい時からいわゆるカギっ子でした。

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そんな寂しさを紛らわすため私の部屋は

子犬に子猫のぬいぐるみでいっぱい

そして将来の夢や好きなタイプの子をそのぬいぐるみに話かけてたんだけど

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小学生時代の私にとってそれはただの気休めでしかなかった。

だから毎日毎日毎日待ち続けたんだけど

いつになっても帰って来てくれなかったパパとママ

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仕方なく町に出てドンドン増やしていった

犬猫のぬいぐるみと

ドンドン腐っていった部屋にあるぬいぐるみ

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でも犬猫じゃどうしても埋まらない

話相手としても

食糧としても

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だから今日、会話ができる幼い女の子を確保しに町に出ます。(笑)

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かれこれ30年両親に会うことを拒否したまま・・・・

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