毎日毎日しつこく聞かされるママからの
「おばあちゃんには絶対会っちゃダメよ!」
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実はおばあちゃんはちょっと前に凄い怖い病気(疫病)にかかっちゃったらしく
今は山奥の部屋で一人寂しく生活させられ
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なんでもママが言うには
もしおばあちゃんの病気が近所の人にバレちゃったら
私達家族もここでは生活できなくなるらしい
村八分にされて・・・
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でもそれっておかしくない?
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別におばあちゃんは悪い事何もしてないのに
何で悪者扱いされなきゃダメなの?
なんで差別されるの?
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おばあちゃんと最後に会った日だって
いつも通りの優しい私の大好きなおばあちゃんのままだったのに(涙)
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だからママとはいつも喧嘩ばかり
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でも最後は
「子供が大人の世界に口出しするな!!」
のママからのお決まり台詞で終了!!
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だから今日こっそりおばあちゃんに会う事にした。
誰にも見つからない様に
そしてベッドで寝てるおばあちゃんを見つけ
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私「おばあちゃんこっそり会いに来たよ。」
おばあちゃん「・・・・・・・・・・・・・」
私「何で黙ってるの?」
おばあちゃん「・・・・・・・・・・・・・」
私「ちょっと痩せた?」
おばあちゃん「・・・・・・・・・・・・・」
私「なんで赤い服きてるの?」
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「これは服じゃなくて血だよ」
真後ろから母親の声が聞こえた直後
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激しい痛みの中、私の全身は
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真っ赤な血で包まれた
まるで赤ずきんをかぶったみたいに・・・
作者DQ