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身長は180㎝以上
長い脚に小さな顔
切れ長の目にどこかミステリアスな雰囲気
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自分で言うのも何だけど
私は美人だしスタイルも一流
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でも余り外には出ない
だって大勢の目がうっとうしいから
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それでも私だって女の子
やっぱり誰かに褒められたいし
カワイイ!美人だね!って言われたい
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だから時々外に出掛けるんだけどなかなか理想の男性は現れず
だれも本当の私を見てくれない(やりたいだけ)
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だからもう最低限のルール
「ある事」に触れさえしなければ
多少の事は目をつぶるのに
その約束すら誰も守ってくれない。
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そんな諦めムードの中久しぶりに町を歩いてると
向こうから冴えない地味系男子が・・・
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そして私を見るなり
その地味男が私に向かって猛ダッシュ
そして私にいきなり頬ビンタ!!
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「えっ?」
と、唖然としてる私にその男が
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「こんな真夜中に一人で歩くな!危ないだろ!」
思わず「ご、ごめんなさい」と謝る私
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そして私の腕を強引に掴んだまま私を家まで送った後
また無言で町に出て行く地味男
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その日から私の胸は毎日ドキドキ
それと生まれて初めて男が怖いとも思った。
でもこのドキドキは明らかに別のドキドキで・・・・(照)
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それから数日後何とか彼を探し出し
あの時のお礼と謝罪をし
彼といっぱいお話しできました。
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何でも彼は一人でも不良少年、少女をなくす為
毎日夜回りを自主的にしている
普通のサラリーマンらしい(笑)
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でも夜回りをしてると逆に不良達に絡まれたり
自分が警察に職務質問されたりで
何かと大変みたい(心配だけど)
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そんな不器用な正義感がマスマス私を夢中にさせ
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めでたくカップルになれました。
とにかく優しくて、誠実で、男らしいし
私との「ある約束」もずっと守ってくれるし
最高の彼氏です。(ノロケてスミマセン。)
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だからこそ早く彼からの
「綺麗だね!カワイイ!」
って言葉が聞きたくて
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髪形変えたり、服の趣味を彼に合わせたり
色々アプローチした結果
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まさに今、彼の部屋で
彼に見つめられてます。(死にそうです。)
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「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
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そして数秒の沈黙後
彼の口から
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「そろそろ、その白いマスク取ってくれない?」
私:「・・・・お前もか!(涙)」
作者DQ
口裂け女の今を妄想してみましたw