死神と俺の日常
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死神の声は天龍源一郎並みに擦れた声から朝が始まった。
死神がムクッと布団から起き上がり
「いや〜昨日は々×=^〒74+2658過ぎた」
寝てた俺と弟は、その声で爆笑しながら目が覚めた。
「ど、どうしたんだよ。その声」
死神は眠たそうな顔で
「いやカラオケで*♪$×<%69〒+47」
聞き取れない聞き取れない(;´Д`A
俺は腹を抱えて笑っていた
弟は笑いながら窓の外を見る
「だいぶ、天気が良くなったよー」
俺は着替えながら
「近くの市場に行ってみる?あまり見ない魚とか見れるらしいから」
死神も頷きながら「ですね、○×¥☆°+<^〒」
俺はミニサイズの首に掛けられるホワイトボードを渡し
「聞き取れないから、これに書け」
死神はホワイトボードを首に掛けて
「わかりました」
死神は布団から起き上がり洗面台に向かっていった。
「あー*☆¥+〒「^<+辛い」
それから30分後…
市場に着いた俺たちは沖縄の雰囲気を存分に楽しんでいた。
すると、死神は興奮しながらホワイトボードに
「これ、なんていう魚なんですか!」
「すごい!」書いていた
周りの客達は死神を笑っていた
そりゃそうだろ、凄い早さでホワイトボードに書くから面白くないわけが無い。
「ほら、次行くぞ!迷子になるなよ!」
そう言って俺は死神の服を掴み歩き出した
死神はなぜか寂しそうな表情で店員に手を振っていた。
また大雨が降ってきたから旅館に戻って
卓球大会をやり始めた。
死神VS俺
最初は普通に暇つぶし程度でやっていたら…
「死神は人間に負けるなどありない!!」
俺はムカッとしたので
「よし、わかった。俺が勝ったら家の雑用1年間だ!」
死神はラケットで口を隠し
「フォッフォッ!私が勝ったら金魚用の水槽を買ってくださいね!」
俺はラケットを死神に向けて
「先に10点取ったほうが勝ちだ!」
試合が始まって8対8になりピリピリしていた。
死神は球を浮かし叫ぶ
「受けてみよ!死裂傷弾!」
それをなんとか撃ち返したが…
死神は目をキラリと光らせ
「そこだ!燕返し!」
惜しくも死神にやられたがなんとか粘り
9対9にまで引っ張れた。
死神は笑いながら
「やりますねぇ〜」
俺は球を弾ませながら
「お前もな!」
弟の合図で試合が始まった
俺は全身全霊をかけて球を撃つ
それに負けじと撃ち返してくる死神
「俺は!この一撃に賭ける!イケェェー!」
卓球の球が眩しい光を放ち死神に向かっていく
死神はニヤリと笑い
「やはり来たか!この時を待っていた!この勝負!貰ったー!」
バキッ!!
………。
死神は勢い良くラケットを振るが卓球の台の角に
思いっきり手をぶつけてしまった。
∑(゚Д゚)「逝ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!」
死神は手を抑えながら地面を倒れ泣き叫んでいた
「死ぬ、死ぬ!手に心臓が!!∑(゚Д゚)」
弟は悶え苦しむ死神に
「いや死なないでしょ(。-_-。)っていうか心臓あるんだ」
俺はラケットで顔を扇ぎながら
「死神〜俺の勝ちだな!」
死神は俺を見て
「家の雑用1年間は嫌だーー!」
めでたしめでたし…続く。
作者SIYO
やっと書けた「死神と俺の日常」
お待たせしました。っていうか最初から読んでくれてる人は居るのかな?