俺はとあるネット配信をしている。つい最近、配信の仕事でパチンコ屋に行った時の話だ。
その女は、俺に会いに仕事を休んでわざわざ会いにきたという。
「あの…〇〇さんですか??」
「そうです」
「大ファンなんです!!握手してもらっていいですか??」
俺は快く握手をした。
なかなか可愛い女の子だった。
ツイッターでフォローしてくれていた子だったので、フォロバしたらDMが来た。ファンレターというか…ラブレターに近いDMを貰った。
「フォロバありがとうございます!!すごく嬉しかったです!!また会いたいです!!これからも頑張ってください!!」
俺はこの女とラインを交換することになった。
何度かラインの交換をしていて、俺はリスナー達と忘年会をすることになっていたので彼女も誘った。彼女は仕事で一次会は来れないということで二次会からの参加になった。10時過ぎに彼女はやってきた。
「二次会行く人!!」ってことで二次会は10人程でやった。かなり酔っ払いフラフラになりながら、そろそろお開きとなり、駅へ向かう。俺はこの女と手を繋いでやった…彼女は手を繋ぎ返してきた。『ヤレんじゃね??』俺は心の中で思っていた。そして駅について駅員さんに、終電の確認をしたところ…「もー終電はないですねぇ」と言われたが、彼女の家はこの駅から近くまだ終電があったので、彼女の家に行くことにした。
俺は、この駅の構内で彼女に濃厚なキスをした。『全然ヤらせてくれるわー』なんて思ったら案の定彼女の家に行くことにした。その夜は彼女を抱いた。でも飲んでいた為、アレ勃ちぬで半立ち状態…朝も晩もこんなだったから、まともにSEX出来ずに不発だった。
翌朝、帰り支度をして彼女の家を出だ。彼女はその日仕事で最寄駅で別れた。
「また飲んでないときにしようね❤︎」
そんなラインを彼女から貰った。俺はその日このラインを無視した。
その二日後に「もう2人で会わないね、バイバイ」ってラインを送った…その後恐怖が始まった
俺が他のチャンネルで生放送をしていた時、彼女がこの放送を聞いていたらしい。
『俺は本カノいるし、リスナーはやるだけ!!』そんなことを言った覚えがある。その何日か後で抗議のDMがその女から来た。「彼女がいるの知らなかったし、リスナーはヤるだけってなんなの??」俺はこのDMに対して、「女性ファンは作らないようにしているんで」って送った…その後の彼女が変貌したらしい。彼女はオカルトが大好きだった様で、おまじないをやったらしい。その内容が俺の髪を使うという奇妙なものだった。
自分の髪の毛と相手の髪の毛を結んでずっと持ってるとか、色々とやっているらしい。
彼女は、俺が本カノいることを知ってから、気が触れたみたいだと噂が立った。
ある晩、俺が生放送をした時にコメント欄が荒れた
部屋に誰かいるっていうコメントだった。俺の背後に誰かいるという…
クローゼットが数センチ開いていた。そこから顔を出して手を振ったりしてるというので、クローゼットを開けたその時、「〇〇くん見つけてくれた❤︎ありがとう!じゃあ、もう私と一つになって…一緒になってね❤︎」と言いながら、俺は刺されて彼女も自ら自分の腹を刺した。
俺は一命を取り留めたが、彼女は亡くなった。
この事が公になり、死亡した彼女はそのまま書類送検となった。
もう女リスナーには手を出さないと心に誓った。
作者万事屋千絵ちゃん