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高校1年の夏
バイト先で知り合った4つ上の大学生
やさしくてさわやかで面白くて
私はこの大学生に恋をしてしまった。
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もう一度会いたい
もう一度しゃべりたい
もう一度・・・
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だから私は高校3年間そのバイトに明け暮れた。
また彼に会いたくて
でも結局彼には会えなかった。
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そんなある日、突然何の脈絡もなく
病院の先生から「もって1年」と言われてしまった。
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「バカな?」と思いつつも
どうやらマジ見たい(涙)
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「何で私なの?」
「このまま死ぬの?」
「まだ告白すらしていないのに」
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部屋でずっと泣いてるだけの私
でもバイトには行きたい。
彼に会えるかもしれないから
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だから弱る体にムチをうって今日もバイトへ・・・
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すると見覚えある顔が・・・
あの目、あの口、あの身長
夢の中で何度も繰り返し見た顔
「・・・・・間違いない彼だ。(涙)」
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すーっと
一粒の涙を流し
私:「・・・・お久しぶりです。」
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数秒の沈黙後
照れくさそうに微笑む私に
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彼:「あんたなら5000円でもぼったくりだわ!」
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私の事なんて全く覚えていない
そんな彼と会うのは40年ぶりだった。
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「だったらタダで良いです。」
そして私は彼に病気をうつす事にした。
作者DQ
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