「ん〜。まだかなぁ〜?早く来ないかなぁ〜。」
ブゥ〜ン!
「あっ!車だ!彼かな?!」
私は急ぎ足で、窓を覗き見る。
「白い車…。なぁ〜んだ…。彼じゃ無かった…。」
外はシトシトと雨が降っている。
「雨ってやだなぁ〜。何だか寂しくなっちゃう。」
ブゥ〜ン!
「あっ!また車だ!今度こそ彼かも♪」
また私は急ぎ足で窓から下を覗く。
「赤い車!やった!彼が来たんだ!」
ガチャ。
「ん?違う…。全然知らない人だ…。
もぉ〜!彼とおんなじ赤い車なんて紛らわしいよぉ!」
私はそう言ってベッドに横になる。
「大きな商談が決まりそうだって言ってたもんなぁ〜。今も忙しく働いてるんだろうなぁ。
でも早く会いたいよぉ〜。」
ブゥ〜ン!
「ん?また車だ!でも…彼のとは音が違う…。
しかも沢山の車の音…。でも一応、念のため。」
私は再び窓から下を覗き見る。
「はぁ…。やっぱり違ったぁ…。」
その車は3台連なってやって来た。
あの車、凄く沢山の人が降りてきてるなぁ。
パーティーか何かするのかなぁ?
あんまり煩くしたら文句の一つも言ってやるんだからね!
ドタドタドタドタ!!!
ちょっと!この階でやるの?!
もう〜勘弁してよぉ〜!
てか、もう少し静かに歩けないの?まったく!
ガチャガチャガチャガチャ!
え?!何?何で私の部屋のノブを回そうとしてるの??
ドンドンドンドン!!!
「キャッ!」
やだ!怖い…。怖いよぉ〜。
彼君!早く来て!!
バァン!
「イヤッ!あなた達誰?!出てってよぉ〜!」
南無南無南無…。
「キャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
separator
男「お前さぁ?あの廃ビルの話しって知ってる?」
女「それってさぁ?男に捨てられたのに気付かないでぇ〜ずっと待ってた女の話しじゃね?」
男「お!知ってんじゃん!(笑)」
女「あれでしょ?ずっと待ってて病気でポックリいっちゃったんだよねぇ〜(笑)
捨てられたのに気付かないってマジうけるんですけどぉ〜(笑)」
男「それからぁ。その女が化けて出るって噂になって〜。遂にこの間、坊主召喚で除霊だってよ(笑)」
女「生きてる時は男に捨てられて、死んだら坊主に除霊って最悪だねぇ〜その子も(笑)」
男「ホント馬鹿みてぇだよな?(笑)」
女「ちょっとぉ〜。あんた、アタシの事捨てたら許さないんだからね!」
男「ぜってぇねぇよ!俺にはお前だけだって。」
女「じゃあさぁ〜。愛してるって言ってみてよ。」
男「俺、ガチでお前を愛してる!」
女「バカ…❤」
作者かい
意外とこういう事が起こってたりして…。
そして、叔父さんシリーズだと思われた方は大変申し訳ございませんm(__)m