wallpaper:993
僕には今、明るくて優しくておしゃれでそして可愛い彼女がいる。
生まれて初めての彼女だ。
しかも告白をしてきたのは彼女の方
nextpage
「騙されてんじゃないの?」
「絶対何か裏があるな。」
「何かの勧誘じゃね?」
nextpage
と、周りからは散々な言われようだったけど
僕にはそんな言葉は全く届かなかった。
nextpage
むしろそんな忠告を聞かされる度
「ひがむな、ひがむな」と内心は笑っていた。
nextpage
そんなある日
いつもの様に仕事をしてると1本の電話が
nextpage
wallpaper:154
ガチャ
電話:「○○って奴いるか?」
僕:「はい?」
電話:「だから○○って奴いるかつってんだよ?」
nextpage
その迫力に思わず
「僕ですけど・・・」と、答えたと同時に
nextpage
物凄い口調で僕を脅し続ける電話口の男
nextpage
で、よくよく話を聞いてくと
僕の彼女は浮気してたらしく電話口の男が本命彼氏のようだった。
nextpage
wallpaper:988
まさか?と思いながら帰宅後彼女に電話するも
nextpage
彼女:「ずっと迷惑だったの。」
僕:「じゃあ、あの時の告白は?あの時のキスは?」
彼女:「何の事?ちょっと気持ち悪い。」
僕:「・・・・・・・・」
nextpage
すると今度は彼女の横にいたと思われる今朝の男から
「お前どうすんだよ」と電話で凄まれる僕
nextpage
僕:「・・・・・・・・」
男:「迷惑料として来週までに金用意しろ。」
僕:「・・・・・・・・」
男:「持って来なかったらどうなるか分かってんだろうなぁ?」
nextpage
wallpaper:3162
どうしよう?
周りに相談したかったが今まで散々自慢してた手前
「ほ~らヤッパリ」と言われるのがどうしても嫌だったと言うか恥ずかしかった。
nextpage
だから金を用意する事も誰かに相談する事も出来ず
結局一人で男と会うことになってしまった。
nextpage
wallpaper:901
男:「金は用意出来たのかよ?」
僕:「スミマセン。出来てません。」
男:「お前マジか?良い度胸してんなぁ~」
僕:「・・・・・・・・」
すると男はニヤつきながら
nextpage
男:「俺の女とは絶対付き合えねえから(笑)」
nextpage
wallpaper:3178
数時間後
ピッカピッカの高級車に乗せられた僕は
彼女はその男の妻だったと言う事を聞かされた。
nextpage
wallpaper:770
「彼女に会えるかなぁ(涙)」
作者DQ
「妻だった」
ストーカー殺人者として自殺した事にさせられる僕