199X年、地球は密かに異星人の進入を許してしまう。
彼らは人に紛れて虎視眈々とテロや殺戮を繰り返している。彼らを見破る唯一の手がかりは独特なもみあげと、その不自然な髪型に他ならない。
だが、あまり知られていないが、彼らの真の目的はこの星をゆとり世界に変える事である。
着々と通信技術やAI機関を発達させる事で労働力を制限し、我々の運動能力を低下させ、あらゆる欲求を満たせる事で結果的に種の繁殖と戦闘能力を奪うのが彼らの目的なのだ。
更にこの星でしか通用しない生物兵器を大量に作らせている事についても、自らを自滅へと誘う為の作戦である。
ここだけの話をしよう。
もしこれがバレたらサングラスをかけた黒服にダルマにされる事確定だが、彼ら種族の名前は「it」、紋章は「M」である。
驚いたことに彼らは街のあらゆる場所に堂々と基地を構えている。もうこれだけ言えば勘の良い方なら私の言いたい事に気づいてくれた事だろう。
兎に角、貴方も食べる前にバンズに挟まった彼らの星の主食でもある巨大tarantulaの肉をよくご覧頂きたい。
恐ろしいまでの生命力で、私たちの体内で目を覚まし、内側からジワジワと侵食しているのだ。
一番の食材、一番危険な食材、欧米ではそれをファーストフードと呼んでいる。
それではそろそろ迎えが来たようなので、私はこの辺りで失礼するとしよう。
人類よ、健闘を祈る。
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夕べ風呂から上がったら、消してる筈のテレビからこんな音声が流れてたんだけど、俺以外にもこれ聞いた人いる?
ピンポーン
んっ?誰か来たな。
作者ロビンⓂ︎
あーいむ、らーび、いっ!!…ひ…