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親方、棺から腐女子が!!

短編2
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親方、棺から腐女子が!!

「この前さ、ひどい目に遭ったよ」

大学のサークルOBの飲み会で、葬儀屋に努めるAが愚痴をこぼしつつビールを煽る。

「何があったん?」

ここに集まって一時間ばかり、すでに酔いも回っている。

「この前、女子大生が亡くなったのよ」

「それで?」

「肺炎だったらしいんだが、友達が少なかったみたいで発見が遅れたんだな。腐りかけた遺体に防腐処置して棺に入れてさ、お通夜でしょ、葬儀でしょ」

「うん」

「んでお坊さんがやってきて、読経が始まるわけよ」

ここまでは普通だ。

「それで?」

興味を引かれた皆が顔を寄せる。

「みんな神妙な顔してお経を聞いていたらさ、突然ドコッ!! って、何かを叩く音がするわけ」

空になったグラスにビールを注ぎ、Aは続ける。

「当然、みんな何だ? って顔するじゃん?」

「うんうん」

「するとさ、またドコッドコッ!! って大きな音が響いてくるのよ。坊さんも読経を中断しちゃってさ。普通ないよ、こんなこと。で、次に何が起こったと思う?」

「……」

「突然棺の蓋が弾け飛んで、死んだはずのその子が起き上がってね……こう言ったんだ」

皆息を飲んでAを見つめる。

「『BL最高~~っ!!』」

「はあああ!?」

「うっそだ~~!!」

「はいはいネタ乙」

一斉に顔をゆがめ、笑いながら応じる仲間にAは必死に言い張る。

「本当だって!! あの後死体は逃げ出すし、みんな唖然としてたわ。今ご遺族はその子を探し回ってるよ」

「えええええ!?」

「まじかよww それ完全に悪戯だろ」

「かなあ? まあ誤診だったんじゃないかって、ご遺族と医者が揉めてるらしいよ」

「それもう遺族じゃないだろ」

流石に酔ってはいても、Aの話を真に受けるほどみんなウブではなかった。そりゃ、そうだよね。こんな話誰も信じない。

 その時不意に、盛大に窓ガラスがぶち割れる音と共に、何かが俺らのいる座敷に飛び込んで来た。

 振り乱した髪、腐乱して崩れかけた青白い顔。ぎょろりんと回転する白濁した両目。顔を引き攣らせるAの胸倉を掴んだそれが、地獄の底から響くような大音声で叫んだ。

「BL読ませろおおおおおお!!!!」

そのぽっかり開いた口から、物凄い臭気と共に大量の蛆がぼろぼろと零れ落ちた。

──これが、本当の腐女子……

余りの恐怖とショックに薄れゆく意識の片隅で、俺はそんなしょうもないことを考えていた。

Concrete
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修行者様、怖いとコメントありがとうございます。
アッー!! そうですね。やりましょうか。(リレーを)

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イエェェェイ!空前絶後のォォォ!超絶怒涛のBLゥゥゥゥ!
読ませろぉぉぉぉぉ!(貴腐人の叫び)

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おふう!!なんか呼ばれてる気がしてかけつけてみれば!…ひ…

ご、ゴルゴム先生!こ、これは実話ですか?!!(腹筋

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親方、空から、いさじさんが!

「やらないか(リレーを)」

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あ、mami様おはようございます。
昨日は深夜のハイなテンションでやってしまって起きたらあれ、なんだまずいことしちゃった? みたいな気分です。
では少し悩むところですが暫く様子見ます。ありがとうございました。

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しかし今こういうのはまずいかな? 今日中に消すかもです。

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