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死神と俺の日常 #36

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迷惑電話の対処法 死神編

朝8時20分…プルルルル…プルルルル…

気持ちのいい朝日が部屋に差し込む

しかし、うるさい電話の音に気付きムクリと起き上がる死神は眠たい目を擦る。

( ´Д`)「こんな朝早くになんですかふぁ〜」

おぼつかない足で電話機のある場所に向かう

ゴンッ!という鈍い音が足元から響き死神が右足を見ると、小指がタンスの角に突き刺さっていた

誰もが体験するであろう激痛に声にならない声で「コホォォォォ…」

泣きそうな顔で、いや!泣いている顔で受話器を取り出し左耳に当てる

(;ω;)「はい、もひもひ。どちらさまでしか?」

電話の相手は若い男だった。

「あー鈴木さんですか?」

(;ω;)「はい…」

「私はチョブ新聞の新井と申します。」

死神は足の小指の痛みに鼻で深く息をする

「あのーうちのチョブ新聞を二ヶ月だけ契約してくれませんかねー?」

死神は涙を流しながら

「いや、いらないです。テレビとYouTubeだけで満足してるんで」

死神は相手の返事を聞かずに受話器を戻し

片足でピョンピョン跳ねながら布団に戻る。

30分後…プルルルル…プルルルル!

「はいはい、もしもし。」

「一ヶ月だけでも…」

「いらないです」

さらに10分後…

プルルルル!プルルルル!

「Shut up! Fuck off!」

なぜか英語で死神は叫ぶ

( ゚д゚)「もう電話してこないで下さい!」

ガチャン!!

なんかブツブツ言いながら布団に戻ろうと

歩き出した時だった…ゴン!

死神の脛がテーブルにクリティカルヒットした

「こふぉぉぉぉぉぉぉぉ…」

テーブルを叩きながら息を整える

「今日は最悪だ…」

死神は布団に潜り羊を数え始めた

「羊が一匹…羊が二匹…羊がサンタマリアで、羊はフォークダンスが上手くて…あれ?なんか変だな」

ま、いいか。

ウトウトし始めた時だった…

プルルルル!プルルルル!

死神は瞬間移動をして電話に出て叫ぶ

「Shut up! Fuck off!」

その相手は鈴木だった。

「おい、カマ野郎。俺が帰ったら覚えとけよ」

めでたし、めでたし、続く!

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