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短編2
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ちょうど半年ぶりくらいに投稿しますね。

いやあ、実はちょっと本格的に出版社に投稿しようと小説書いたりしてて、怖話ずっと開いてませんでしたからね。

今回はそんなゾッとする話でも、寺生まれのTさんが謎の力で解決する話でもなく、最近思う事についてです。

宜しければお付き合い下さい。

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以前の投稿を見て貰えれば分かる通り、私はよく不思議な体験をしています。

と言っても、異世界へ行ったとか、変な場所に迷い込んだ。とかそんな話ではなくて、所謂心霊体験というやつです。

あぁ、でも、中学生の頃、自転車で走っていて時間が止まったような不思議な感覚になった事は記憶にあるんですが、多感な時期で変な妄想してしまったのか、時空の歪み的なもんなのか・・・まあ、前者でしょうね。

以前書いた小さい頃の話とか、夜の山道で轢かれた猫の霊を見た話とか、まあそんな体験を何度もしてる私でありますが、その度に思う事があるんです。

幼稚園の頃見た、道路で寝ていたお兄さん。

高校生の頃見た、墓場に佇む女の人。

運転中に見た、猫の影。

峠で見た事故で亡くなったライダーの彼。

一体、彼らは何故私の前に姿を見せるのだろうと。

他の人間には見えていない時でも、何故私は見えてしまうのだろう。

彼らは私に何を伝えたいのだろうと。

自らの肉体を失い、魂だけになって、なお彼らは何かを必死に私達に伝えようとしている。

一体、何を・・・。

して、私の前に姿を現す彼らは、何かしら私と生前縁が微かながら、ほんの微かながら、あったのではなかろうかとも思うのです。

例えば、私は猫を飼っているし、バイク好きでもあります。

よく「波長が合う」と言いますが、私も彼らと波長が合って、彼らは私の前に現れてくれているのではないかと、そう感じ始めたわけです。

では、彼らは何を私に伝えたいのか、私は何をしてあげられるのか。

今までは何となく(私は何もしてあげられないので、どうか成仏してください)と念仏を唱えるのみでしたが、もっと何かしてあげられないのかと、最近悩むわけであります。

まあ、そんなのは生きてる人間のエゴかも知れませんが、澱んだ魂はずっと沈んで行くだけというのも、お人好しの私は甘んじられない部分があるのです・・・。

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