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短編2
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忠告その後

実は俺には、この物件に棲む女が見えている。

見えているのに、見えていないように芝居をするのは至難の業だった。

わざとらしく、「ここに決めようかなあ」などと、独り言を言ったりして。

その女は、露骨に嫌な顔をしたことも知っている。

恐らく、首吊りだろう。

長く伸びた首に、うっ血した紫色の顔。

デロリと出た舌を見れば、どんな死に様だったかを物語っている。

俺には霊感がある。

この家は、不動産屋は隠しているが、事故物件だということは承知している。

だからこそ、俺はこの物件に賭けているのだ。

この俺の背中に乗っている、頭が陥没して、目が飛び出した女を何とかしてくれるのではないかと。

この女は、俺が殺した。

ストーカーだった。あまりのしつこさに、俺はついかっとなって、バットで頭を殴打すると、頭は陥没、目玉は飛び出してしまった。

女の死体は、うまく山中に埋めて隠してはいるが、この女、相当にしつこい。

死んでなお、俺につきまとうのだ。

お払いと称して、他人に高い祈祷料をぼったくられたこともあったが、皆、偽の霊能者。

俺は考えた、毒には毒を、霊には霊を。

この女は俺に執着しているから、霊媒体質の俺に近寄る霊、特に女は全て蹴散らしてきた。

百戦錬磨。

そして、俺は、この女に勝てそうな、非常にこの家に執着を持っている、とてつもなくパワーを感じる女の霊に出会うことができたのだ。

さあ、来い。

どうせ、俺とこの女を全力で追い出すために、何か仕掛けてくるのだろう?

頼む、このストーカー女を何とかしてくれ。

俺にとり憑いてもいい。

この女よりは、お前のほうがまだマシだからな。

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よもつ先生、お久しぶりです。先日のリレー作品の御礼のご挨拶も遅れてしまっていて、申し訳ありません!…ひ…

こ、これは素晴らしい!この短時間で僕の方の世界観を崩す事なく、男性目線でうまく繋げてくださっている!し、しかもまだまだ続きがありそうな含みを持たせたラストもお見事です!ふふふ。

ふーむ、これは「お祭り男、修行お兄さん」が続きを書いてくれそうな予感がしてなりませんね!…ひ…|o^)/ ちらっ

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