学生時代の実体験です。
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全国的にも有名な心霊スポットのトンネルがある県に住んでいるのですが学生時代に友達数名とそのトンネルへ肝試しに行くことになりました。
ちなみに現在もトンネルは封鎖されていません。
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夏休みの真夜中に先輩の車に乗せてもらいトンネルまで向かうのですが道路も舗装されていませんので行ける所まで車で行きそこからは徒歩でトンネルまで向かいました。内心行きたくなかったのですが気になる女の子もいたので男らしい所を見せようと思い行きました。
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道中は心霊的な事も起こらずに皆でワイワイしながら懐中電灯を握りしめ向かいトンネルの入口まで来ました。「案外余裕だなこのトンネル」「今んトコ怖い要素0だな」などと皆緊張感が解れて気持ちにも余裕がでてきました。
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「じゃートンネルの中入るか」と先輩が言ったので皆で入ろうとしたその時にトンネル脇にほふく前進で銃を構える迷彩服を着た兵士のプラモデル?みたいな物が落ちているのを先輩が見つけました。
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先輩は「ビビった。でもプラモデルじゃんこれ」などと言いそのプラモデルを手に取ると思い切り森の方へ投げ捨てました。
その後何事もなくトンネルを進みトンネルの中腹まで来ました。ちなみにそのトンネルはあまり長くありません。
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中腹あたりで皆で懐中電灯を消し叫んだり写真を撮ったりしてからトンネルの出口まで来ました。
皆「マジで何も起こらなかったね。期待外れ」などと言い先輩が「何も起こらねーから帰るか」と言ったので来た道を戻り肝試しは終わりました。
その間大体15分くらいだったと思います。
皆でグダグダ話をしていたら先輩が急に「おい!見てみろよ!あれ‼」と言いトンネルの入口の脇を懐中電灯で照らしました。
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何事かと思い皆一斉に照らし出された場所を見ると先輩が投げ捨てた兵士のプラモデルが同じ位置にありました。もちろん僕たち以外に人は居なく誰かが取りに戻ったとしても僕たちがトンネルに入っていた時間はせいぜい15分くらいなので、こんな夜中に懐中電灯で思い切り投げ飛ばしたプラモデルを見つけるのは不可能に思います。しかも投げ捨てた場所は森です。
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とても怖かったです。皆一斉に先輩の車に乗り込みその場をあとにしました。
次の日に先輩から「俺の家に昨日のメンバーを連れてこい」と言われたので「めんどくせーな」と思いながらも皆で先輩の家に行きました。
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先輩の家に着き部屋まで上がると先輩が今にも泣き出しそうな表情で「俺、呪われたのかな」と言い携帯を見せてきました。僕たちは「先輩キモッ‼泣きそうな顔してんじゃねーよ」と思いながら携帯を見てみるとトンネルの中腹で撮った写真に兵士のプラモデルが浮いて写っていました。
しかも先輩のこめかみ辺りに銃を突きつけていました。それを見た僕たちは皆絶句しました。
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怖かったですがその後何事もなく月日が経ち先輩も卒業して働きだしました。
それから暫く経って僕たちも卒業し皆違う道へ進んで連絡もあまりとらなくなったある日に肝試しへ言ったメンバーから「先輩が亡くなった‼」と入り葬儀へ参加しました。どうやら建設現場で高所から落ちたらしく資材がこめかみ辺りを貫通して亡くなったみたいです。
以上が僕の体験した怖い話でした。
読みにくかったと思いますが読んでいただいた皆様ありがとうございます。
作者まさ