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短編2
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ついてくる

友達から聞いた話。

友達の兄はかなり霊感が強いらしく霊がはっきり見えたり話しかけられたりは日常茶飯事らしい。

金縛りにも頻繁にあい解き方も分かるくらい霊感が強いらしいです。

そんな友達の兄が体験した話。

就職して地元を離れた友達の兄は休日買い物に徒歩で出かけた時のこと。

交差点で信号待ちをしていると歩行者用信号のポールのとこに少女の霊を見かけたのでまたかと思いすぐ目をそらそうとしましたが目が合ってしまったそうです。

するとその少女の霊が「あ…な…た…みえる人よね?」と問いかけてきたそうです。

友達の兄は無視したそうなのですが「見えてるのよね?」としつこく聞かれていると信号が青に変わり渡って歩いていると再び「なぜ…無視を…するの…?」と聞いてきたそうなのですが無視して家に帰ったそうです。

家に帰り鍵をあけ部屋に入り腰をかけた瞬間「ここが…あなたの…家なのね…」と言われたそうです。

それでも無視し続け夕飯や風呂などを済ませ寝ようと布団をめくると少女の首が布団の中にありさすがにそれには驚いて腰を抜かしたそうです。

すると「やっぱり…私のこと…見えるのね…」と言われその少女はニタァと笑っていたそうです。

友達の兄は恐怖よりもずっと付き纏われイライラしていたらしく「ついてくんじゃねぇよ!」と怒鳴ると少女の霊は消えたらしいです。

そのまま友達の兄は眠りについたらしいのですが、その晩金縛りにあって目が覚めたらしく目を開けると上に少女が乗っており「あなたの…せいよ…」と言われ睨まれていたそうなのですが冒頭で話した通り友達の兄は金縛りを解けるので解こうとしたのですがその時は声を出すのがやっとだったらしいです。

友達の兄は少女に「なぜ俺についてくる?」と尋ねると「…った…」と少女は俯きながら言ったのですがうまく聞き取れずききかえすと。

「寂しかった…」と言われたので友達の兄は「俺にはどうすることも出来ない。」「お前の来る場所はここじゃない。」と言うと少女は消えいつの間にか気を失っていたそうです。

その後、その少女は二度と現れなかったらしいです。

友達いわくこれは友達の兄の今までの恐怖体験談のごくごく1部の話らしく話たらキリがないくらい友達の兄は恐怖体験しているみたいです。

誰にも話してはいけない怖い話もあると言っていたそうです。

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