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中編3
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城跡

また、懲りずに心霊スポットに言った時の話。

Yだけがいないメンバー4人で山の中にある城跡に行こうということになった。

山の頂上近くの駐車場に車を止めた時、周りがおかしいほどに霧で包まれていた。

トンネルの時もそうだったように、本気でいるとこは霧が不自然に発生するらしい。

とりあえず、みんな何故かトイレに一直線笑笑

我慢してたんでしょうね笑笑

用を足したあとに、みんなで行こーということになり、さらに、山の上を目指して歩いていくことに。

元々その城跡付近はきちんと遊歩道が敷いてあり、昼間なら何の気なしに行く道も

夜中だからなのか、不自然なくらさ。

携帯のライトをも飲み込むような闇。

しばらく歩いていくと、展望台についた。

Mチャン「もー、この辺で帰りません?」

ふと、Mちゃんがいった。

この時の発言に、何故か私は腹が立ったのでこう反射的に答えていた。

「いや、城跡行くんでしょ?行かなきゃ。ほら、いこーよ。」

この時、すでにやられてたのかもしれん笑笑

嫌がるMちゃんを無理やり連れていきながら、1人ですたすた進んでいくと、大きな門が見えてきた。

「なんだろ、すっごいイライラする。」

そう呟いた私にKは言った。

K「だいぶ、煽られとるな。なんか知らんけど、だいぶお前嫌われとるで。」

「嫌われるのに心当たりはあるよ。元々、祖父母の両家が武家だからね。しかも、祖母の家は割と強い武家だったから。恨まれても致し方なし。」

K「あー。だからか。しかも、何も立地知らないお前がすたすたと行けるわけな。」

この時の感覚は、なんというか天守閣を探さなきゃって躍起になってた。

つまり、武家としての本能?なのか、護られていたが故の影響なのか分からなかったが、トンネルの時ほど酷くそいつらが私に群がることはなく。

今回、被害にあったのはMちゃんだった。

「なんだろ、変な音がする。」

K「どーゆうこと?」

「分からないけど。なんだろう。こっち。」

来たことのない城跡を我が物顔で徘徊する自分に、ほかの3人は驚いていた様子でついてきた。

まるで、そこにいたかのように私は全ての立地が理解できた。どこに何があり、どうなって城がなくなったのか。

城がなくなった理由は、敷地内にある看板に書いていなかったのに、私は、理解した。

城を責められたと同時に火をつけられたかつけたのかのどっちかではあるがそのためにほとんどが残っていないのだろうと。

なぜか、ものが燃えてもいないのに焦げ臭い匂いが充満していた理由にもなる。

誰も、城跡に入ってから駐車場に戻るまでタバコに火をつけていないので、理由はそれになる。

しかし、イライラするものは収まらず、どうしようかと考えあぐねた挙句、みんなでもう降りることにした。

Mちゃんの体調も心配だったため。

山をおりて近くのコンビニによった時、さすがにMちゃんの様子かまおかしかったので、そのコンビニで日本酒と塩を購入し、飲ませ、嘔吐させるという荒治療。

応急でできることがこれしかないため仕方なく、Mちゃんを説得していたのだが…

納得しなかったので、私が1口口に含んだ途端、嘔吐。

それを見て覚悟したのかMちゃんも飲み、嘔吐。

2人してひとしきり出し切ったあと、帰ることにした

それから、Mちゃんは特に変なことに見舞われることもないみたいでよかったのだけれど

Hの車は手形だらけだったんだと。

ガチで行くのは自重しようと感じた。

駄文、長文、失礼しました!

Concrete
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