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これは、最近私が中古物件を探していた時の事です。
前回と同じように、気になる物件がありました。
不動産屋と日程を調整して内覧です。
中古物件で部屋の広さも大きいのに安い物件
そこは、一年以上売り家となっていました。
日本家屋、玄関も2個、サウナもある
立派な家。
内覧前に事故物件でないか確認して大丈夫だったので、安心していました。
子供も、一緒に広い部屋をぐるぐる周り
大きいね〜など話していました……
ただ、奥の部屋に行くにつれて、ここから出たいと思いました。
そして、1階の角部屋へ……
真夏なのに、寒いのです。
北側だから? 電気を付けても、なんだか薄暗い感じです……
私は、来ていない家族にも写真を見せようと、その部屋も携帯で写真を撮っていました。
クローゼット……気持ち悪いな〜と
その時、子供が、ウロウロして私の所へ……
ママ、ここ寒い! ママ、車に居たい!
あーこの子も、寒いんだ
怖がらせてはいけない、黙って
私は、車のエンジンをかけ子供に待っているように話して再び、家に入ろうとした時です……
?
視線を感じます。主人かな?
視線の先を見ると……
髪の毛がボサボサの女の人がガラス越しに私を見ている……
この世の人ではありません……
あ〜まただ……
知らないふりだ!
でも、それからずっと視線を感じます…
目を見開いて、外回りを見る時も
ガラスにベターとへばりついて……
あっ……無理だ……
不動産屋さんと主人は穏やかに話しています。
場の空気もある為、主人に子供が車だから私も行ってるねと話して車の中に
主人が、不動産屋と話して戻って来ました。
主人は、少し離れた場所に納骨堂があり家から見えるからちょっとね……
でも気に入ってると……
気に入ってると、にこにこ話す主人。
私は、どうしたものかと考え一旦帰る事になりました。
帰りの車の中で、子供が私に携帯を貸してと言います。理由は、姉にLINEをしたいと、
物件の写真を送るからと、いいよ〜と子供に渡してしばらくすると携帯を返してくれました。
ただ、やたらと子供が
ママ……あの家買うの?と聞いてきます。
まだ、わからないからと返事をしました。
家に帰り、子供が寝た頃
主人に
ねえ、あの家……いるよ……と話しました。
主人は、納骨堂もあるし気持ち悪いからやめようと
ほっとしました。
数日後、お姉ちゃんがあの家買うの?と聞いてきました。
あっ……買わないよと話すと、妹が姉に送ったLINEを見てないの?と言います。
えっ、スタンプばかりでしょと話すと、
LINE見てよとお姉ちゃんが
再度LINEを見ると、下からスタンプばかりが……
そして、物件の写真がいっぱい……
?
?
写真とスタンプの間に
文章が、
この家ダメ!
女の人がいる!
………………
お姉ちゃんに、下の子がLINEを送っていました……
下の子も、一緒に見えていたんですね。
直ぐに、あの家は買いません!と家族で一致しました。
彼女はなんだったのか……わかりませんが、この話には続きがあります。また、別の機会に
作者なな