短編2
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ある物件 女の人の続き

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ある物件 女の人の後日談です。

物件を買わない事になったものの、そう言えば…

携帯のカメラで物件を撮ったので、データが残ってる事を思いだしました。

LINEで家族に送ったりしていたので、皆で消さないとね〜とリビングでお姉ちゃんと話していました。

すると……

イヤーッ!!

お姉ちゃんが悲鳴をあげます……

どうしたの?

見てよ!これ!

そこには、クローゼットの写真が……

……

……あ、これ…… 私と下の子が寒いって話していた部屋……

でも、お姉ちゃんには、この部屋の事は話してませんでした。

それより、女の人の方が気になってたので

クローゼットは気持ち悪いとしか……

写真もまともに見てなかったのです。

お姉ちゃんの叫び声と共に、そのクローゼットの写真を見ると……

私と下の子も………………

ぎゃーと大声を出してしまいました。

片面の扉だけ開いたクローゼットの開いた部分に

女の人が、こちらをじっと見ている……

3人で、息を飲みました……

そして、主人にLINEでその写真を送りました。

主人から、直ぐに電話が

何?

どうしたの? と

私は、写真に女の人が写っている!と話しましたが主人は、見たけどいないよ と言います。

お姉ちゃんに、私は いないって言う!と伝えると

お姉ちゃんが、画像を確認する為に再度携帯を見ます。

すると……

ママ!

いなくなってる!

震えた声が……

何言ってるの?と私が画面を確認すると……

いない……

どう見ても、さっきまでいた女の人がいません……

動いた……

慌てて、家族で物件のデータを携帯から削除しました。

とにかく、危ない写真と思いました。

しかし、

私の携帯は、データが消したのに

数日間、携帯を起動すると…

何故か、1番始めにその家の図面の写真が出てくる日が続きました……

後日、知り合いのご住職にこの話をすると、携帯のお祓いをしないといけないよと……

今も、そのまま使っているのですが、

あの家は、なんだったのでしょうか…

何を訴えていたのでしょうか…

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