「おお、いつかの骨董屋のおっさん!!」
それは晩夏、夏の終わりを感じさせるそんな夜の事
去年のクリスマス
雪の降るそんな性夜に出会ったおっさんと再会を果たした
これは兄貴が死んでからの俺たち4人の話。
別に嬉しい再会ではなかった、なぜかというと、兄貴へのクリスマスプレゼント、そしてNちゃんにあげたプレゼントがことごとく(俺とファラオと人形の夜、circle参照)トラブルの発端となり俺は二人からこっぴどく怒られている。
「見ないうちにいい顔つきになったな少年、今のお前さんにぴったりなものがあるぞ、やすくしてやるから買っていけ」
相変わらず怪しさ全開だ、おっさんは、ケケケ、と笑わなかったものの、その様に感じさせるだけの妖力とでも言おうか妖雲を連れて歩いてると言っても過言ではない。
このおっさん独特の雰囲気に俺はまたしても飲み込まれる
「あんたのおかげで散々なプレゼントを大切な2人にあげちまったよ。」
おっさんは目を見開いたあと
「それはもったいない、2人は十分に楽しめたのではないか?」
謝りの一つでも入れてくれると思っていた俺はまたしてもおっさんのペースにのまれる。
なぜなら確かに二人は危ない目にあった、あったがしかし話を聞いていた俺は...
「えっ、そんな体験してみたい」
と内心思いながら2人の話を聞いた、そう好奇心旺盛な怖がりはそういうものに惹かれてしまうのだ
確かに2人はすげえ経験をした、なんなら危険だったが、話を聞いていて「俺も体験したかった」とすら思ったよ。
「そんでおっさん今回の商品は?」
3度目の正直とでも言おうか、俺は2人にあげたものがいわゆる"曰く付き”だってことを元々知っていた。
今度は自分でそれを体験しようと決めたのだった、そう来なくちゃ面白くない、そう言わんばかりにおっさんが、アタッシュケース(これまたおっさんと同じくらい年季が入っている)から取り出したのは10センチ四方の四角い木でできた古びたボロボロの箱だった
「これは何だと思う少年??」
ニヤニヤしている小汚い顔が微笑みかけてくる、黙って考えていた俺に続けて聞いてくる。
「ギリシャ神話を知ってるか?神が最初に作った女の名を、パンドラという」
俺は目を見開いて「嘘だろう!?これあの!?」
歓喜の声を押しとどめるようにおっさんは、人差し指を俺の顔の前に出しチッチッチッと指を動かして見せた。
「のようなものだ...が、これには悪夢も災いも詰まっている...かもしれない。」
「楽しそうじゃん」
二言目にはおっさんから箱を受け取り代金を払っていた。
少し歩いて開けようとしても開かないことに気が付き、振り返りおっさんに聞こうと思ったらもう奴はいなくなっていた。
どこに店を構えているのかさえ知らないから探すこともできない、このおっさんと会うときは決まって俺が独りで路上を歩いてる時と決まっていた
まあいいかとあまり気にしないことにした、さてこの箱にはどんな曰くが付いているのだろうと心躍らせながら家へと急ぐ、がしかし若干不安もよぎる
パンドラの箱って言ったら、それこそ世界中の罪、悪、厄病、etc…
どんなものが詰まっているかわからない。
1人で開けるには荷が重かった、少しだけ家を通り過ぎ、コンビニと家の道を行ったり来たりした、決して夕方から夜にかけ、この道を行ったり来たりしてたらあなたに会えるかもなんて思っていた訳ではない。
断じて違う、がしかし会ってしまったのだから仕方がない、世間話の一つに、パンドラの箱の話題が出てもおかしくはないはずだ
「Cさん、こんばんは」
声が心なしか上ずった
「あら、Aくん、こんばんは、夜のお散歩?」
「コンビニまでいってきただけです」
Cさんはけげんそうな顔で
「それにしちゃ何も買わなかったみたいね」
と、くすくす笑っていた。
俺は手ぶらだ
「欲しいものがなかっただけです」
と頭をポリポリかきながら2人で歩き出す、
俺の家はコンビニから近く、すぐについてしまった、
箱のことを言うタイミングなかったな...
そう思っているとCさんは
「A君何か分からないけどあなた今すごいものに憑かれてる」
えっ?と聞き返すと
「どうせまたいらないことして何かを怒らせたんでしょ?」
と言われた、いやまだ今は何もしていない、Cさんは、はぁと短いため息を1つつくと
「悪いこと言わないからそのポケットに入っているものには関わらないことね」
と助言してくれた、さすがCさん、何かを感じ取ったようだ、「何のことでしょう?」
と目を泳がせていた俺を見て
「それでは良い夜を、おやすみ」
と言いながら振り返り帰ってしまった、ちぇっ、と俺は少しつまらなく思ったが捉え方を一つ変えたらこの箱、Cさんのお墨付きということだ。
ボロアパートの階段を上ろうとして足を引っ掛け、すねを強打した。周りをキョロキョロしながら、いててと見回したのは恥ずかしさからだ、部屋に入り冷蔵庫を見たら全て賞味期限が切れていた、ちくしょう何なんだよと思う間もなく、全ての電化製品の電源が落ちた。
これはさすがにびっくりした、停電かと思い、落ちたであろうブレーカーを戻していて、凍りついた、カチカチカチ……
何回オンオフしてもつかないのだ、暗がりの中、窓から入る光でファラオの瞳が輝いていた。
これは箱の仕業なのか?ひとりでつぶやき部屋の外へ出た。
「お前がそのつもりなら受けて立つぞ、いいんだな?こっちには強い味方がいるんだからな!!」
と部屋の前のボロい廊下で箱に向かって息巻いていた。
街頭から1匹の蛾が飛んできて眉間に当たると俺はすぐさま電話をかけたのであった
他力本願の俺は二人を呼び寄せてから片方にすればよかったと後悔した。
Cさんの方が家が近いため、後から来たNちゃんはCさんが先に家に上がっていることを確認すると
「その人いるなら私いらないじゃん」と冷徹な瞳を俺に向け、そのまま帰っていってしまった。
Cさんは読んでいた本をそのままに、パジャマで家に来た様子だった、「私お邪魔なら帰るよ?」と言われた時大いに焦り、すぐに制止した
「Aくん階段は不注意、冷蔵庫の中身は君、捕まってたんでしょ?あの後整理した?」
「してません。」
「それにこれ。」
Cさんは電気料金の支払用紙を指さした
「ダッシュで払ってきてください。蛾は携帯の光に照らされたそのおばかな顔に向かって飛んできたのよ。」
返す言葉が一つも見当たらなかった
「Nちゃんは、ごめん。私の配慮不足」
小さな声でそれだけ言ったのはなぜだろう
コンビニで支払いを済ませると、30分もしないうちに電気はまた流れ始めた一息ついてCさんにコンビニで買ったお茶を渡す「すみません、こんな時間に」
時計は1時を過ぎたところだった
「いいよ、なんか取り乱してたみたいだから何かあったのかと思ったよ」
Cさんの動き一つ一つお茶を飲む姿、ちょこんとベッドの下に腰を下ろした姿も全部が全部いちいち絵になるなぁと改めて俺は思っていた
「絵、飾ったんだね」綺麗な彼女の視線の先にはYさんの書いた人魚姫の絵が青いテレビの後ろの壁に飾られていた
「Cさん」俺は視線を外している彼女の視線を自分に戻した、ポケットから箱を取り出し、テーブルの上へ置いた。
「これね、すごく嫌な感じのする物。」
「多分そうです。何やらパンドラの箱みたいなものでして。」
そこまで言うとCさんは眉間にしわを寄せて
「もう開けたの?」と聞いてきた、「いいえ」
とシンプルに答えると、俺は箱を手に取り開ける素振りをした
Cさんはガッ!!と俺の手を掴んで
「分かんない分かんないけど開けない方がいいよ、Aくん。」
真剣な顔で俺を制止するのであった。
俺が対照的におどけてみせたのは、あまりにもCさんが真剣だったからだ
「これ鍵がかかってるみたいなんで開かないんですよほらっ」
と俺は上開きのフタを開ける素振りをしてみせた。
その瞬間カチッと小さく音が鳴った
パカッと何の躊躇もなく蓋は開いてしまった。
「きゃー!!」と小さな悲鳴をあげて飛びずさるCさん、つられてガタッと空箱を落とす俺……3秒の無言の後、Cさんがこちらをめちゃくちゃ怒った顔で睨んでいた、それこそ小さくふるふると小刻みに震えながら
でも俺は「何も起こりませんでしたね」と笑って見せた
笑顔は最大の防御と自分は確信しているのだ
少し拍子抜けだった、あのおっさんの商品ならば、天変地異が起こるか、それこそ魑魅魍魎が飛び出すのか、はたまた世界的なパンデミックでも起こると思ったからだ
テーブルの上には放り出された蓋とひっくり返って落ちた箱の本体がそのままになっていた
「びっくりさせないでよ」
半べそかいてるCさんは素直に可愛かった
「ごめんなさい最初は開かなかったので」
そう言いながら2人とも中身に興味は注がれていた
「見ますよ箱の中身」
問いかける俺にCさんはもう乗らされた船だ、「うん」と小さく頷いたのであった
中には折りたたまれた古い布が一枚と蜘蛛が1匹出てきた、また俺たちは「うわっ!」と少し飛びのき、お互いを見合った
布は広げてみると、表は「あかさたな」と50和音が書かれていて、その行と行の間と周りには見たこともないような漢字がずらっと書き並べられていて、お経のように見える
そしてよく見ると所々、赤黒い跡がいくつもあり、血が染み込んだらこんな感じの汚れ方になるだろうと思わされた
裏側には「罪」と一文字だけ書かれている。
布に夢中になっていて、見逃していたが、箱の中から出てきた蜘蛛はCさんの膝の上で見つけた、Cさん動かないでと伝えてから蜘蛛を潰さないようにして俺はパッと捕まえた
手の中の蜘蛛はカサカサ、少し動き回ってから、俺の手のひらを噛んできた、とっさのことで、俺はその蜘蛛を握り潰してしまった。
手を開いて、うわぁ気持ち悪い……と呟いたのは言うまでもない。
「それより消毒しなきゃ、どんな蜘蛛かも毒があるかもわからないから!!」
それはそうだと大慌てで手を洗った時、手のひらの異変に気がついた、蜘蛛の体液は手のひらをズズズと動き文字になっていくのだ
"血は血で洗う他はない、悔やむことはないこれが始まりの罪なのだから”
慌てて俺はすぐに水でそれを洗い流す
手に異変は特にない...すると
クゥン……キャンッとファラオが泣くのが聞こえた。
駆け寄ると吐血し倒れていた、俺たちは何が起こったかもわからないまま、緊急病院にファラオを連れて行った。
待合室でCさんと2人、何が起きたのか整理しようということになり、蜘蛛を潰したとき体液が文字になったことを話した。
ファラオはこのまま様子を見るしかない、今夜が山場ですと医者に伝えられ、とりあえずこのまま入院となったので、俺たちは帰るよう伝えられ帰路につくことに...
部屋に着くなり、俺は布を見た「ち」の文字の部分だけ血を垂らしたように赤黒くなっていた
「A君、この部屋やばいかも。」
Cさんは周りを見渡しながら俺に言う
「みたいですね」
そう答えたのは出ていってから、ものの30分も経っていないのに部屋の至る所に蜘蛛の巣が張られていたからだ
至る所からガサガサと聞こえてきそうだ目に入るだけで5匹のクモが我が物顔で俺の部屋を闊歩している
「Aくん一旦ここ出て殺虫剤かバ〇サン買ってこよ!!」
Cさんは今すぐにでも部屋を出たいらしい
「虫嫌いなんだよ。。」
聞こえているが、今は受け流す
「よく見てください。こいつら模様がそれぞれ違うみたいなんです。」
「見たくない!」
と部屋から出ようとしたCさんの足元で、"ぶっちゃ”と水風船が破裂したような音が聞こえ
「うわーやったっすね...」振り向く俺と硬直したままのCさん
そのまま後ろに倒れてくるCさんを
「大袈裟だなぁ」と、俺は後ろから抑えるとCさんをベッドへ寝かした
それでも踏んだ時のまま固まっているCさん、俺は少し焦った蜘蛛が潰された地面には
"理解を拒むのは進化への冒涜知覚をもってして、それをなさないのならばその必要はなし”と書かれていた
嘘だろ...「Cさん!Cさん!!」
俺は強く彼女を揺さぶった、息はしている脈もある、だけど開いたままの目には、たぶん光も耳には音もその肌には感触も届いていない感じだった。
布を見ると今度は「り」が赤黒く染められている、どうにかしなくてはという思いで頭はいっぱいになり、俺は焦った
「落ち着けよ」
ふと聞こえた気がする、聞き慣れた声、兄貴...
俺は冷静に周りを見渡してやるべきことを決めた、この蜘蛛たち、50匹いるかもしれない、それぞれの模様が違うところをよく見ると50和音の一文字をその尻に書いたようになっている、でもこいつらを潰したり殺したりしてしまうと、その蜘蛛の持つ罪を被ることになるようだ
それならあと48匹捕まえよう、こいつらが街を行き交ったらそれこそパニックになってしまう、時計は3時を過ぎたところだった
部屋にいたのは「ち」と「り」を含め、「か」「も」「え」「し」「や」の7匹だった、蜘蛛たちは特に凶暴な訳ではなくこちらから危害を加えなければ、特に何をしてくる訳でもなかった。
サイズは大小バラバラで色も赤主体なものもいれば黒主体なものもいた
兄貴はその昔、梅酒作りにはまっていた
と、言っても梅酒用のでかいガラスの瓶を買い、1回は作ってみたものの、あまりの不味さにファラオすら飲まないため、トイレに流したぐらいだ。その後は近くに梅売ってないし、と二度と作ることはなかった
兄貴、この瓶やっと使える時が来たよ、俺は冗談混じりの独り言を言いながら蜘蛛たちをその中に入れていった
部屋を出た廊下には「け」と「て」
階段で「め」「ふ」「に」を見つけ全て同じ瓶に入れた
その頃には一つの考えと迷惑をかけるであろう人を思い浮かべていた
俺が探すのは「ひ」の蜘蛛、そしてそれまでに捕まえられるだけ、蜘蛛を捕まえて、バトンタッチだ。
彼ならきっとこのパンドラの箱に入っていた蜘蛛について、気がつくはずだ
その夜、俺は家周辺と言わず町中を走り回った、公園で「い」と「き」を捕まえ、役所で「ね」と「く」を捕まえた
次々に俺は瓶の中へ、順調に入れていった。
コンビニの入り口の足元に「み」が出て踏みつぶしそうになり、手をついたガラス扉の真横に「る」がいて潰しかけた時は大いに焦った。
まだ半数くらいかと思った時には4時を過ぎていた
「ひ」と「ゆ」と「ん」以外見つけられるだけ全て瓶の中に閉じ込め、俺は部屋へとたどり着いた、準備は整った。
「ひ」を個別にしてあった瓶から取り出し「ん」を他のすべての蜘蛛たちがいる瓶へと入れた、さてと一息ついて、俺は「ひ」を踏みつぶした
"人の解釈、教えととらぬは、業の権化、変わりて学べばそれでよし”
たちまち俺は体中が痛くなり、吐血をし、次に何も感じなくなった
「たく、やることがめちゃくちゃなんだよ、いつもお前は」
Aは兄貴である俺へのバトンタッチと
ファラオとCの罪を被ることで2人を助け出したのであった。
バトンタッチと言っても、これは大きな賭けだったのだろう、「ひ」の蜘蛛は他の罪を自分でかぶるというものだ、つまりAは、いま五感を失った状態で血を吐いているのだろう、本当ならば、しかし彼の中に眠ったままの俺を呼び起こすことで俺は外に出れたのであろう
「俺君...?」
ベッドへと振り返るとCが起きていた
「Cさん、よかった無事だったんですね」
俺はAのふりをする、見た目はAなんだから分からないだろう
「これどうなってるかわからないんだけど...?」
という彼女に、俺は言う
「これは全て悪い夢だったんです、おやすみなさい」
髪を撫でてから「ゆ」の蜘蛛を潰した
"夢まぼろしは儚きものなりて、それを忘れし時こそ教訓としれ”
蜘蛛の体液は静かに流れ、その夜を幕締めとした。
「おはよう、Aくん、ごめんなんか気づいたら寝ちゃってたみたい。」
Cさんは俺のベッドで寝ていたようだ
「ごめんね、ベッド使っちゃってA君に地べたで寝かせちゃったねと謝ってくる。
ファラオは俺の横でまだ寝ている、昨日は変な夢を見ていた気がする、兄貴と昔遊んだ、蜘蛛取りゲーム、誰に教えてもらったか覚えていない、そんなゲームをしている夢だった
楽しかったなぁ...と思いながら寝ぼけたまま立ち上がると、足の指先を、でかいガラス瓶に打ち付けた
「いった!!」
そして一気に目が覚めた、その瓶の中には大きな蜘蛛が1匹、周りには食い散らかされたあと...
「俺、昨日蠱毒でもやってました?」
聞かれたCさんは何のこっちゃ?という顔をしている、それにしても体中が痛い、まるで一晩中走り回ったように、結局パンドラの箱もどきはからだった。
ふと夢の中の蜘蛛取りゲームを思い出す、カルタのようなカードを50枚読み上げていき、それぞれとっていくのだけれど、小さい頃、それが罪を題材に作られたゲームなんて思わなかったなと今になって気がつく
50匹の蜘蛛カードはそれぞれ違う罪を持っていた、どのカードが一番重い罪だったんだろうと考えてみても、そんな昔のことは思い出せない
人生とは無慈悲なものだ、誰に頼まれたわけでもなく、罪は生まれるのだ、人がいる限り。
そう、俺は蜘蛛を全て取られたわけではない、とらえきることなんて出来ないのだから。
瓶の中、最後に残った1匹の蜘蛛を買うことにした、背中に「ん」の文字に似た模様を持つこの蜘蛛に蜘蛛の怪物アラクネという名をつけて、可愛がっていくことにした。
作者Incubus
一回り歳下ないとこのAと俺のトラブルメーカーな2人がだいたい自業自得な目にあうシリーズ物です
セカンドシーズン突入!!
一回り歳の離れた兄貴は死んでしまったのに、Aの中にその意思は生き残った。
彼女のNと、彼女を守るもう1人の人格S…
4人の関係はよりいっそうカオス化していくばかり…
トラブルを巻き起こしながら彼らはどこへたどりつくのでしょうか…
ホラー×恋愛
異色のストーリーをお楽しみください!
ノミネートしていただいた
『くるって』
をふくむファーストシーズンは『トラブルメーカーシリーズ』で探すか、筆者のプロフィールから投稿した話を読んでいただけます!
よかったらそちらも読んでいただけたら、セカンドシーズンをもっと楽しんでいただけると思います!
それでは今後もゆっくりですが更新していきますので、よろしくお願いいたします。