(  ̄∀ ̄)あてんしょん( ̄∀ ̄ )
この作品は一部グロテスクな表現がありますので、
そう言ったものが苦手な方は、覚悟を決めていただくか、ブラウザバックをオススメいたします。
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世界でも有数の平和な国である日本──。
その犯罪発生率は、世界で三番目に低いと言われています。
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普通にしていたら犯罪に巻き込まれることなんて、スーパーの見切り品を割引され忘れるくらいレアなのかもしれません。
しかし、日々を安寧(あんねい)に過ごしているわたしたちの知らない所では、稀(まれ)に不可思議な事件が起こったりしています。
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いわゆる、怪事件というヤツです。
ネット検索でヒットするような有名な事件もあれば、その奇怪さから闇に葬(ほうむ)られてしまった事件まで、様々な事件があります。
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今回は、前回のような感じではなく、地方紙にちょっとだけ載ったような怪事件について紹介していきたいと思います。
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Case:1
『〇島市児童失踪事件』
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1962(昭和37)年5月──。
とある地方にある小学校で、課外授業の写生会の帰りに、児童3人が失踪してしまう事件が起こりました。
失踪したのは小学4年生の男の子が2人と女の子が1人。
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新緑の小高い山で写生をした帰りに、点呼の時には全員いたにもかかわらず、山を下り、再度点呼をした時に3人がいないことがわかり、引率の教員2名がすぐに捜索(そうさく)しますが、見つけられずに警察に通報。
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その日の夕方から三日間、のべ400人体制での捜索も虚(むな)しく、未だに発見されていないそうです。
ただ、当時の写生会に参加した児童の証言では、
「前を歩いていた〇〇ちゃんが急に消えた」
「お話しながら歩いてたのに、いきなり返事がなくなって、振り返ったら△△ちゃんはいなかった」
など、一列に並んで歩いていた児童が、何の前触れもなく忽然(こつぜん)と姿を消したということです。
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(´◉◞౪◟◉)アイキャッチ(◉◞౪◟◉`)
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Case:2
『山〇村あなぐま事件』
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1927(昭和2)年9月──。
とある地方の山村(さんそん)で炭焼きを営む片山清蔵さん(仮名 58才)が、山に入ったまま帰らないという家族からの通報で、駐在が地元の若者たちと片山さん捜索に出動します。
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夜通しの山狩りの末、翌日早朝に片山さんと見られる身体の一部を発見しました。
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見つかったのは、右腕上腕から先で、その手には鉈が握られたままだったそうです。
後に、指紋から腕が片山さん本人のものであることがわかります。
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それから、数回に渡る捜索により、骨盤から下の下半身、片山さんが愛用していた老眼鏡、下半分が欠損した頭部が各所で見つかり、血液検査の結果、見つかった全てのパーツは片山さんのものだと断定されました。
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また、片山さんが握っていた鉈(なた)から検出された血液と毛髪が、人間のものではないことがわかり、詳しく分析すると、穴熊のものではないかという返答があったそうです。
しかし、穴熊というのは比較的小型の雑食動物で、人を襲うことは滅多になく、ましてや人を食らうなどということは聞いたことがありません。
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村では今後のことも踏まえて有志一同による討伐隊が結成され、穴熊討伐に向かいますが、件(くだん)の穴熊を発見することは出来ませんでした。
しかし、穴熊の代わりに大きな糞(ふん)が発見され、そこからは片山さんの歯が数本見つかりました。
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もっと驚くべきは、その糞の量から推定される体長が、優に2メートルを超える超大型の穴熊ではないかということでした。
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以来、その村の住民たちは姿なき怪物を恐れ、穴熊の天敵である狼の臭いがついた根付けを、家や外出の際に持ち歩くという習慣が今でも残っているそうです。
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以上が、あまり知られていない日本で実際に起こったら怖い怪事件でした♪
作者ろっこめ
いつも わたしの作品を朗読してくださる感謝しかない貴重な恩人の方から、シリーズ化せよ という天啓を賜り、頭から煙を出しそうになりながら書き上げました。
がんばって書いたから、褒めて欲しい今日この頃です。
今度はネタをください!がんばって書きますから!
ゼロからは正直キツいっす!
という、泣き言が届くことを信じてます。