猫みたいな女の子と暮らし初めて何年も経った。
色々な思い出がある。辛い思い出。楽しい思い出。一緒に泣き合った思い出。喧嘩した思い出。
あれはそう。ほんの昨日のこと。
みにゃ「ねぇご主人は狐って好き?」
俺「ん?好きだけどどうして?」
みにゃ「どれくらい好き?」
俺「どれくらいって言われてもなぁ。可能なら飼って見たいくらい好きだな。あのモフモフした尻尾と耳ときたらたまらんな…(仙狐さんの見すぎ)」
みにゃ「そうなんだぁ…あのね!ごしゅじ
俺「じゃあ俺はYouTubeのお仕事で出掛けてくるからお留守番よろしくな。あ、今日はけっこう遅くなるからこれで好きなもの食べて。」
俺はそう伝え5000円渡した。細かいのなかったんだ。
みにゃ「………そ、そうにゃのね。わ、わかった気をつけてね。
はぁ……………………どうしよう言えないよぉ……」
???「あなたのご主人様せっかちじゃのう。
久しぶりに外に出てみればあんなのがご主人とはねぇ?」
みにゃ「そう言ってほんとは好いてる癖に……」
???「べ、べつにあんなのす、すすきじゃないのじゃっ!」
みにゃ心の声「はい、噛み&ツンデレ乙。」
みにゃ「どうしようかなぁ、ご主人に言ったらどう返されるか分かんにゃいよぉ……」
???「そんなことより腹へったのじゃぁあ…」
みにゃ「ほんと食いしん坊だね。さっき食べてたじゃん油揚げ。」
???「それだけじゃ足りんのじゃぁ……」
みにゃ「なんかつくってあげるから大人しくしてて。私はご主人にどう説明するか考えるから。
むしろご主人に秘密にしてた事なんだからね。ご主人なら大丈夫だろと決めつけてきたのはあなたなんだからねっ?」
???「わ、わかってるのじゃ……でも……
もしも断ったらこの手で………」
みにゃ「ギロッ」
???「うっ、じょ、冗談なのじゃ
そ、そんなことよりご飯作るのじゃ!」
みにゃ「全く、しょうがにゃいなぁ」
※※※※※※数時間後
???「ZZZ……ZZZ」
みにゃ「ZZZ……ZZZ」
みにゃ「うにゃぁあん………もう11時……
にゃあぁああぁあ!!!?ヤバいにゃ!
は、早く起きるにゃ!!!」
???「うぅうぅ、おなかいっぱいなのじゃあぁあ」
みにゃ「寝ぼけてないでおきr」
俺「ただいまぁーー!!」
みにゃ心の声「まずい帰ってきたにゃ!!こいつ重いから隠すしかにゃい!
と、とりあえずここに!ふんぬっ!」
俺「ただいまみにゃ。いい子にしてたか?」
みにゃ「い、いい子にしてたにゃ。」
俺「そうかぁ偉いぞぉ。遅くなってごめんな。」
みにゃ「ぜ、ぜんぜん大丈夫にゃよ。所でなんかお魚の匂いがするにゃ?」
俺「おっ、勘がいいねぇ。じゃぁーーん!
本マグローーー!!16000円もしたぞぉ?ま、すこしでかいし待たせたお詫びだ。
ま、これは明日で俺狐うどん食べたいんだよなぁ。」
みにゃ「!!!?にゃ、にゃんで?」
俺「いやぁ、丸亀製麺よってさぁ狐うどん食べたかったけど油揚げなくて麺だけ出てきてさぁ、クレームがてら言ったら油揚げ無いと言われてさぁ。
仕方ないからみにゃに作ってもらおうと思って。」
みにゃ心の声「あの食いしん坊だ……
ご主人……油揚げ無かったのそいつが原因だよ。」
みにゃ「わ、わかったにゃ作るにゃ。待ってて。」
俺「さぁて俺はソファにでも………」
みにゃ「にゃぁー!それはだめにゃあぁあん!!」
俺「え?」
座った音「ドシン🎵」
???「ぎゃふぅうぅうぅう!?」
俺「うわぁあ!?な、なんだ?」
みにゃ「にゃ、にゃんでもにゃいにゃあ…
い、今のは私だにゃあ。」
俺心の声「むぅ、怪しい……この違和感は……」
そして俺はかけてあった毛布をめくった
そこにはなんと……………
???「ぬぅうぅ?あっ……
俺「……ふぇ?」
みにゃ「……」
俺心の声「ん、ん?状況が読めないぞ?この子は誰?
て言うか人間じゃないよね?神?俺奴隷にされんの?え?なんなんこれ」
みにゃ「ご主人……説明するにゃ。あれは私がご主人に会う数十年前のことにゃ。」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※
ミィ「はぁ、今日も森は平和にゃんねぇ。
なんかにゃいかにゃあ。ん、あれは……」
そこには、狐の女の子が倒れてた。
ミィ「にゃ、にゃんとかしにゃいと……
と、とりあえず私の巣まで………」
そう……私は今みたいな家なんて無かった……
本当はご主人もいた。いたずらばかりして怒られてた。そんな楽しい日々が続いてた。
けど……火事で亡くなったにゃ……私を庇って倒れてきた柱の下敷きになったにゃ。それから、私はしばらく立ち直れ無かった。
でも……その出来事が私を変えたにゃ。困っている人を助けたい。そんな気持ちになったにゃ。
家ではないけど生活できるマイホームを自分で作ったにゃ。
???「うぅ…………」
ミィ「気がついたにゃ?良かった。」
???「?あなたは?人間じゃないみたいじゃの。」
ミィ「私はミィって言うにゃ。よろしくにゃん。
あなたの名前は?」
???「私に名前はないのじゃ……」
ミィ「にゃんでにゃいの?」
???「死んだのじゃ…」
ミィ「え…?」
???「私のご主人様は死んだのじゃ……事故でな
行き場を失った妾は森を彷徨っていた。そしてお主に拾われたのじゃ……」
私はその狐の子の話を泣きながら聞いていたにゃ。
自分とそっくりだったから……。
みにゃ「白狐……」
白狐「え……」
みにゃ「名前にゃ。白狐は一人じゃにゃいにゃ。
私と一緒に暮らそう?」
白狐「お、お主………ふぇえぇえぇえん…」
その子は泣いた。日が暮れるまで泣いていた。
そして私たちは楽しい日々を過ごしていった。
みにゃ「ねぇ、白狐…」
白狐「なんじゃ?」
みにゃ「もしも……もしもね。新しいご主人ができたら白狐はどうする?」
白狐「そうじゃのぉ、人間はそう簡単に受け入れるか分からないから……ましてや普通じゃないからの。そのご主人がそなたと絆を深めるまで……じゃな!」
みにゃ「え?白狐は……一緒に来ないの?」
白狐「なぁに。そんなことは言っておらぬぞ?
その時が来るはずじゃ!」
でも、白狐は……
白狐「よいか。人間と共存するなら私生活を妾たちと同じ風にせねばいかぬ。そのためには文学を学ぶ必要がある。頑張るのじゃぞ!」
そこから、今のご主人との出会いが始まった。
※※※※※※※※※※※※※
みにゃ「それが今に至るわけにゃ!ちなみに
ご主人に名前を決めてもらったのは新しいご主人様に決めてもらうのがルールなのにゃ。というか常識にゃよね!」
俺「なるほどそんなことがあったのか……」
白狐「そうじゃそうじゃ。妾は白狐と言う。
ま、こんなに可愛い妾をこの家に住ませないとは言うまい……」
俺「えぇえ!!!?ここで生活するの!?」
白狐「だ、ダメなのかの?わ、妾この家に住めないのかの?(涙)」
俺心の声「ま、まずい涙には弱い…ましてやこんな可愛い狐の女の子なると」
俺「分かった。良いよ!一緒に暮らそう!」
白狐「本当かぁ!お主いや…ご主人!大好きなのじゃぁあ」
俺「その前に………」
白狐「ん?」
俺「尻尾モフモフさせてぇー!!(変態)」
白狐「ふぁあぁご、ご主人や、やめる、のじゃあ」
俺心の声「あぁ……モフモフだぁ」
白狐「モフモフしたいなら後にするのじゃぁあ」
みにゃ「ご主人……?あなたは一応彼女である私の前で何をしているのですか?」
俺「あ…………」
みにゃ「浮気するのならバラバr」
俺「申し訳ありませんでしたぁ!!
でも、俺はご主人である以上白狐、そしてみにゃ
片寄りなく愛情を注いであげるのが主としての仕事。」
白狐「べ、べつにご主人なんかにす、好かれても
なんとも思わないのじゃ!」
俺心の声「はい、噛んでる&ツンデレ乙」
みにゃ「あ、いい忘れてたにゃ。
ご主人……私は良いけど白狐ぶちギレたらヤバイから気を付けてにゃ……」
俺「え?ど、どんなふうになるの?」
白狐「まず、首と手足を喰らい尽くして……それからその胴体を鍋に入r」
俺「も、もう言わなくていいからぁぁあ!!
お、お命だけはぁ!」
俺心の声「こ、この狐怖い!!」
作者ユート
こんばんわ。
みにゃの過去……そして出会い。
今回はみにゃと共同で投稿します。「ほぼみにゃ」
感動、そして最後は少し怖い……程度ですね。
時がきた……みたいな感じですね。
白狐が来てから1日しか経っていませんが本当に骨が折れます特に遊び。
今日なんて朝寝ていたら腹蹴り食らいましたよ
「白狐の寝相」
これからも暖かい目で見守ってくださいお願いします。後途中で変態とか書いてあるけど変態じゃありませんから。みにゃが書いたのです。
こうなった以上今より主である僕がしっかりとしないといけませんね!!しかし、猫だけじゃなく狐までいるとは驚きでした。白狐曰く白狐だけじゃないらしいです………白狐みたいな他の者がいるとそういうことではないでしょうか。信じない人もいるでしょう。
ですが、俺は嘘は言いません。言っても何も無いですからね。
長々とすいません。今後もよろしくお願いします。