カーナビって便利ですよね、普段聞きなれている音声案内もなんだか落ち着くし
諸説はありますが、カーナビ音声の声は人を冷静にさせる周波になっており、案内によって事故などを
少しでも軽減できるように作られてるとか・・・。
そんな身近なカーナビから恐怖体験を一つ・・・。よろしくお願いいたします
これは私が夫婦二人でとある温泉へ行くときに体験したお話です。
まだ私がペーパードライバーだった私が、群馬県のある温泉地へ車で行くことになったんですね。
運転が不慣れなものでしたので、カーナビにて目的地を設置し、言われた通りに進んでいくことしか
できませんでした。
私にとっては誰よりも信頼でき、まさに運転時の相棒がカーナビだったのです。
ポンッ『次の信号を右です』
ポンッ『1キロ直進その先左折です』
最新のカーナビだったので渋滞情報や渋滞迂回ルートなどを自動で行ってくれて非常に便利なものでした。
快適な運転を楽しんでいる中、山の峠を越えて目的地に行くのですが、その道中、渋滞が発生しており足止めを
くらっておりました。おそらく前日に大雨が降っていたので、土砂崩れが発生しているのかなと思いゆっくりと
進んでいると、カーナビから、
『渋滞の為迂回ルートを検索いたします』という音声が流れてきて
50ｍ先の分岐より迂回するルートへ案内が変更されました。
私にとって一番の相棒であったため、迷うことなく迂回ルートへ進むことにしました。
最新式のカーナビということもあり、ほかの車はまったく走っていなく、スイスイと迂回ルートを進んでいるとですね、
道がだんだんと悪くなり、むしろ、道というよりも森の茂みのような道になってきたんですね。
私は大丈夫か？っと思いながらも引き返すこともできないのでそのまま走り続けました。
するとカーナビから
ポンっ『1キロ先事故多発地帯ですご注意ください』っと案内が流れ
私はこんなことまで教えてくれるんだ、すごいな相棒！！っと関心しながらその助言を守るように
安全運転でゆっくり進んでいたら、後方から一台の車、いわゆるヤンキー車が接近してきました。
クラクションをプーーー、プーーーーっと何度もならし威嚇してきます。いわゆる煽り運転です
この迂回ルートは二車線なのですが、道が狭く急カーブもあることから、追い越し禁止車線だったため
後方のヤン車はノロノロ運転の私に腹を立てて煽ってきてたんですね。
私はかなり動揺していたのですが、そんな時でもカーナビの相棒は
ポンッ『500m先事故多発地帯です』
ポン『300ｍ先事故多発地帯です安全運転にてご注意ください』
ポン『この先急カーブですご注意ください』
何度も何度も案内されるんです。今思えばかなりおかしいのですが、この時は煽り運転をされていたため
私にとっては心の安らぎにもなっていました。
その後も煽り運転は続いたのですが、しびれを切らしたヤンキー車がアクセルをヴーーーーーーンと鳴らし
猛スピードで私を抜き去りました。
私はホッとしやっと抜いたかっと思っていると
ポン『この先事故現場です』その瞬間後方から猛スピードで私を抜き去った車は
どーーーーーん！！！！っと対向車の車と正面衝突したのです。私はとても怖くなり
車をゆっくり走らせ恐る恐る事故現場に駆け付けると車は大破しており、後から分かったのですが
運転手は即死だったようです。
私はあわてて救急車に連絡しようとしたとき
大きな音で
ポンッ『ほーらね。』
それ以来私は運転するたびにこの事故のことを考えます。
後から聞いたのですが私が迂回ルートで進んでいた道の先は通行止めのトンネルに繋がっていて
普段はバリケードで通行止めにしている道だったそうです。
なぜ使われていないトンネル方向から対向車がやってきたのか
カーナビ音声は私を助けようとしたのか、それとも闇の底へ陥れようとしていたのか
それと最も不可解の点がもう一つ。
事故現場には死体が一つしかなかったそうです。運転者は誰だったのか、どこに消えたのか・・・・。
皆様。普段聞きなれているカーナビの音声、非常に便利なものですが、どこかおかしいな？
っと感じたことはありませんか？運転する際は十分ご注意してくださいね。
以上ご清聴ありがとうございました。
これが初投稿です。まだまだ引き出しはたくさんありますので、この夏の暑さに向けて
皆様が少しでも涼しくなれるようなお話をしたいと思っております。
今後ともよろしくお願いいたします
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shake
作者ayumi